枕が変わると眠れない、、、あなた
そんなやわな神経でどうすんだい!なんてことも今やハラスメントかな?
深く心地良い「ねむり」のためにアレコレと枕を取っ替え引っ替えして何が悪い。
寝苦しい夜には清涼素材を選ぶのは当然であり
古来より、、、
石枕
陶枕(中華由来らしい)
木枕
草枕(旅寝の意味だけでなく素材分類でもある)やらなんやら
漱石先生のペンネームの由来は「石枕」の言い間違いだし、江戸期にだって箱枕と称する木枕が使われていた。素材は「黄楊」に限るというのが王朝美學なんだが、ウィキの「ツゲ」の項には、櫛とか将棋の駒とかに限られて枕素材に言及はない、、、書き手の教養の幅が垣間見れます(^^)
我が恋は 知る人もなし せく床の
泪もらすな
つげの小枕(おまくら)
新古今 恋部 式子内親王
王朝期の貴人が本当に「黄楊」素材の枕を使っていたかどうかは知らないが、王朝和歌では、単にまくらかつげのまくらが当たり前のような語句
枕は単なる睡眠の小道具ではなく、なんだか「夜の時間の淫靡な営み」をイメージさせるものであり、未だに、枕営業とか枕芸者(いまならホステス)と言われれば、、、、
そして夜の時間にあったことの唯一の目撃者。二人だけのヒミツだってマクラだけは知っているし、難儀なことにマクラっておしゃべり(^^)
かかるが故に枕は黄楊(告げ)という連想が成り立つ。
アタシの秘めたる恋は誰も知らない(はず)
哀しみの涙が堰あえぬくらいな事も誰も知らない
だから、枕よ おしゃべりはしないでね
因みに、アタシは四種類くらいのまくら(反発度合を異にするウレタン素材)を侍らせ(全てケメコ様のおさがり)
毎晩夢も見ずに爆睡しています。
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