むろの海や
瀬戸の早船 なみたてて
片帆に
かくる風の涼しさ
作者は、藤原信実。
十三世紀前半の、、、歌人よりも肖像画家(似絵)として有名。父の隆信は更に著名ですから、画家の系譜。
キャプション画像は、国宝の後鳥羽帝像
しかし、和歌を読むなんて、昭和のオジサンの三種の神器(ゴルフ、カラオケ、麻雀)と同じですから、勅撰集にもそこそこ収録されてはいるものの、塚本邦雄の「清唱千首」ではまったくの無視(^^)
つまり、八代集以降の落穂拾い的十三代集に多少拾われた程度ってこと
しかし、この和歌はなかなか素晴らしい。
猛暑だろうが炎暑だろうが、湿度高くなく凪なければ逆にスカッと冷えたピルスナー系とか辛口泡系のお供さえあれば、、、
むろとは、播磨の室津。
当時は瀬戸内屈指のハブ港だった
帆の片側いっぱいに風をはらみ、翔ぶように駆けぬける茅渟の海の一艘の船
躍動感やら爽快感
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