2025年7月31日木曜日

FCUK

 



夏枯れだし、たまにはハイストリートファッションの話でもって

このロンドン発のセレブブランド ・・・・という割には安物ですが、72年の創業。直ぐに消えると思いきや、しぶとく生き残っています。
業界的には、 FCUKって略します。
一瞬ドッキリしますが、それが狙いでしょう

倭國にも当然に表参道に路面店がオープンしましたが、10年くらいで撤退しました。


なもんで、、、単なるマクラだもん、突然に話題はあの有名な麻薬戦争映画に飛ぶ。
71年の製作ですので、多分にブランド名に影響を与えていることは確か。
小説や映画のタイトルには 著作権が認められないといういささか納得しがたい法解釈があり、よく勘違いをさせられる。
フレンチコネクションとは、トルコの麻薬がフランス経由でアメリカに流入していた時代の密貿易システム或いは組織の名称である。
こんな名前をブランドにするとは、まだおおらかな時代だったのですよ、、、とは言え、結構な批難なんかもありました。

オスカーレースを席巻した割には、あまりよく覚えていない傑作映画

小屋で見た記憶はないではないが、、、第一作と続編をごっちゃにしていたりとか(^^)

それにフランス舞台の麻薬系犯罪映画は、みんな「フレンチコネクションなんとか」




所謂「犯罪映画」。

気取って言えば、フィルムノワール
フランス語だからってことで、フランス産の犯罪映画を思い起こすようでは、プロ映画鑑賞家にはなれない。
40から50年代のアメリカン犯罪映画をフランスの映画評論家がかように称したことに由来する。
従って、フランス産ギャング映画は、フレンチフィルムノワールというのがプロの常識

フレンチフィルムノワールって、ホモチックな男の友情とか裏切りとかその辺が過度に濃密で息苦しくなる。
ファムファタール・・・運命の魔性の女は大抵登場しないし、色気にも欠ける。
一部のファンはさておき、受けない理由ってやっぱりあるのですよ。

2025年7月30日水曜日

奴らは微笑みながら、、、

 


彼らが共産主義を攻撃したとき、多少不安だったが何もしなかった。
彼らは社会主義者を攻撃した。前よりも不安だったが何もしなかった。
彼らによって学校、新聞、ユダヤ人等々が攻撃された。ずっと不安になったが、、まだ何もしなかった。
彼らはついに教会を攻撃した。私は行動した・・・・しかし、それはあまりに遅すぎた。
ーーー

ニーメラー牧師の有名な警句詩の一節ですが、
川向こうの火事だもん、、自分には関係ないよねってことが段々に身近になっていく恐怖を意味します。




注記 このイメージ図に賛同しているわけではなく、ある種の警鐘例として、、、なかなかの教養だと感心したもんで(^^)

なお、ニーメラーの警句にいう「彼ら」とは、ナチスのこと



今や民主主義とは無関心の代名詞である。
本来なら総意を反映できる有意なシステムのはずなんですが、逆に無関心が蔓延ると民意を歪める。
無関心という意思表示という言い方もあるが、その果ては、牧師の怖れる世界である
クラシックギリシアやローマは、政治参加に背を向ける多くの市民を想定しなかった・・・のか?
必ずしもそうでもないのだがよく理解されず、それを無念がってもしょうがない。
時代がそうであれば、それに対処した制度設計をすればいいだけのこと
選挙に行きましょう!だけをさけぶだけでは能がない。

投票証明書があれば、生ビールサービスなんて、、、愚民政策そのもの
選挙年齢引き下げ程度が改革といっているうちは
火の手が川の向こうだと思っているのです。


そう言えば「選挙当日は無党派層は家で寝ていてくれると有り難い」って、、、

これが当時の宰相の発言で、その後もキングメーカーとして長く君臨したなあ。正直だと思うから、怒りより笑いが先に来た。

あんときに、かのニーメラーの警句を引用したメディアはいなかった、、、と思います。




2025年7月29日火曜日

源三位頼政

 


でなければヒトデナシ・・・没落する清和源氏の末裔。



内心はともかく、平清盛に膝を屈し滅私奉公の日々。
しかし不遇でも芸は身をを助ける

・・・・・・ 椎(四位)を拾ひて 世を渡るかな

こんな歌のおかげで(感心か憐憫かはともかく)三位に昇進。歌読んで出世ができるならいくらでもアタシだって和歌くらい詠みましたが、、、
感情的には相当に屈曲していたんでしょうが、おくびにもださず・・・なもんで、死に花咲かせみたいに暴発した。

辞世に曰く

埋もれ木の 花咲くことも なかりしに 身のはてなるぞ 哀しかりけり

最後まで内心を見せずに慎ましいのが「男の本懐」ってもんらしい

最後の一句は「悔しかりけり」かも知れないが、それじゃオトコの美學ではない


しかし、武勇に優れ、歌が巧み、年は召していますが、財と社会的地位はそれなり。
その辺の若さだけが取り柄組はさておき、美貌と教養のエレガント女性にもてないはずが・・・・ない

降らば なお降れ しののめの雪

感情がほとばしるような芯の強さが垣間見えます。
当然上の句がありましてね・・・・

しのびつま 帰らん跡も しるからし

ほっそりとした背なを見え隠れに、たちかえるかげひとつ。
この忍ぶる恋、しられてはならない。
後ろ姿を見とどけながら、一足ずつ、降る雪に隠れていくとはいえ、
足跡まで気になる。「雪よ、もっとかき消せ!」


倭国のデートの基本は妻問婚の風習に由来します
通ってくるオトコに待つオンナ
王朝和歌でも、オンナの立場でオトコが代理詠するのが通例で、この歌も、しのびつま=しのび夫と・・・それが通俗解釈

しかし、強さな歌風と艶っぽさが表れて「通ってきたのはオンナ」とおもいたくなる。


この和歌は・・・オンナのふりしたオトコが、オトコ装束で通ってきたオンナを見送る様をうたった頼政の絶唱と天邪鬼は解釈します。
 


2025年7月28日月曜日

辞めない、、、石破

 



自民党の両院議員総会が早晩開催されそうだ。
議題は、新総裁選任



だったらなんなの? 

以下はイシバ氏の独白です(ホントの内心は分からないが、、、)

やれるものならやってみろよ(^^)
総裁の首斬りは出来ても、総理大臣のクビは簡単にはオチないんだよ。

総理大臣の辞任要件は限られている

本人の意思(辞めたいと言わなきゃいいのよ)
衆議院の解散その後の衆議院選挙(解散権は俺にあるし、通常解散は来年の夏)
内閣不信任(石破辞めるなコールもあるし、不信任案は否決されるに違いない)

刑事訴追(罪状は?仮にあっても確定まで三年はかかる)

議員除名(特別決議のハードルは高いし、党内の内紛混乱なら除名理由にならない)


とまあ、四面楚歌になろうと頑張ればそれまで。

閣僚は片っ端から辞任するだろうが、兼任でもイシバ辞めるなコールの野党議員の一本釣りや民間起用でなんとでもなる

国政や国会の混乱は革命前夜に匹敵しますが、あのアメリカ議会への暴徒乱入に比べたら、、、


そもそも、悪いのは反社カルトに依存したり裏金やら数多の不祥事議員であって俺じゃない

支持率なんて単なるパブリックセンシティブだもん、一時のムードやらにながされてはいけない。



イシバ氏にそんな度胸や胆力はないだろうが、自爆テロを覚悟されると、、、、かつては天皇の非常時大権があったから良かったが、いまだと、総理大臣が精神錯乱に陥ったという事で「押し込め」をやるしかないんですよね



2025年7月27日日曜日

納涼ホラー

 



昨今は、納涼お化け映画大会なんてまるで流行らない。
そもそも、お化けではなくてオバケ(ユーモアが先にたつ)

寒気がとまらない怖い映画って、、、「ミザリー」に如くはないが、これはもうれっきとした古典。このホラーのキング作品らしく、原作よりも映画版の方が素晴らしいのは毎度のこと




毎年この時期には、佐渡裕氏プロデュースのオペラが上演されるのだが、、、今年の出し物は「さまよえるオランダ人」

幽霊船伝説をモチーフとした、多少はワグネルワールドが堪能出来るし、幽霊船の船員ははやい話がアンデッド(ゾンビ)ですから、それらしく登場はしますが、、、、別に怪談オペラではないから怖くもないし寒気もしないし、感じとしては成功した演出とは言い難い。


かくして、今話題の「ドールハウス」をみることにした。

お人形さんのホラー映画ってそこそこあります。

霊魂だけが生き残った幽霊も怖いが、無機的な人形に霊が宿るのも怖い。

こんなストーリーなんだが、、、



複雑なシナリオだが、因習に満ちた因果話になってしまうのが、ジャパニーズホラーな特徴。アタシはモダンホラーを期待したが、あて外れだった。





2025年7月26日土曜日

薫香かすかに清らか

 


歴博は大混雑、、、と予想外だが、大半はお隣の国営放送局の見学者だった。


残念ながら大阪歴史博物館展示の蘭奢待はレプリカです。

しかし、本物は恒例の秋の正倉院展で今年公開されます。本当に久方ぶりだし、その次って、、、余命に自信があればとにかく、絶対に今年に行かないと、、、、

今回の大阪の展示は、秋のほんちゃんの前振りみたいなもんで、再現された薫香もまた然り。



当時の侍従は「薫煙芳芬として、行宮に満ちた」云々と明治帝が切り取った蘭奢待の薫香のさまを書き残している。

実際に香りを聞いてみましたが、、、香気軽く清らかにして誠に微か、、、とまあ先人の記録を引用するにとどめます(天下の名香らしいが、アタシには分からない)


ふと思いついたのですが、、、やはり!


初回限定品として市販されています。

調合師は同一かどうかは明らかではないし、薫香と同じ香水かどうかは?

でも、薫香の再現というプロジェクトとまったく無関係ではなかろう。

残念ながら売れ行きはさほどのことはなく、、、値引きして通販中

因みに、50mlで一万円弱(天下の名香の再現にしては安過ぎるなあ)


だったら、これを機にミュージアムグッズの逸品として大々的に販売すれば良いのに、、、

欧米の名だたる美術館のグッズは豪華絢爛だし、気品あるファッショングッズもあるし、、、この辺りの文化度たるや倭國は著しく見劣りがします。

無論お値段も、、、、アタシがアムステルダムで買ったフェルメールの複製画(原寸大だが微妙にサイズカットしている)はクレジット払いだったが、かなり度胸がいりました



2025年7月25日金曜日

マイナンバーカード、、、アプリ

 




卵は同じバスケットには入れるな!って言うでしょう。
何もかもがマイナカード一枚で事足りるって、危険極まりない。
実のところはやりたくないが、マイナカードを紛失した時のことを考えて、、、、


顔写真

名前

住所

生年月日

年齢

性別、、、、なんかだけが表示されました。


それから、個人番号もです。


ホンマにマイナカードの真正なレプリカとして通用するのかねえ?

アタシって疑り深いし、なによりも、アップルやグーグルのデジタルウォレットをどこまで信用するのか?というおはなし

まるで、デジタル帝国主義じゃないか

2025年7月24日木曜日

十八史略

 


漢籍大好き人間が苟も「愛読書」と言ってはならない、、、が、実に面白い。
中華の公史はそれれが超大部で、ダイジェスト版のニーズは高く、、、太古から宋代迄はこれで充分。

しかし、那珂通世先生の「支那通史」ならば、岩波文庫で星がひとつか二つ程度で済みます


でも、真面目に歴史そのものを学ぶ学徒でもなく、生きる術の多少の参考にしよう程度の不真面目人間には、厳格な那珂先生の名作よりも、面白おかしい故事成句満載の、二流の学者でしかない曾先之の通俗的なコチラの方がいい(^^)


曾先生の創作だか原典の引用のままかどうかはコメントをしませんが、ウケ狙いの故事成句を決め台詞にしたのならば、、、これぞジャーナリストの鑑


例えば、四文字熟語ならは、、、


酒池肉林

臥薪嘗胆

鶏鳴狗盗

焚書坑儒


書き出せばキリがない(^^)


ちなみに、先日の「断袖の、、、」も、これで知りました



2025年7月23日水曜日

天使のわけまえ

 




我が家のケメコさまが、何を思ったのか、家伝の梅酒が呑みたいと言い出したもんで、蔵の中の酒倉へ


かつては毎年作ってはいたが、我が厳父に一喝されて以降、製造停止状態。

なんせ、当時は毎年毎年需要に供給が追っつかない。

最低三年は寝かせたいが、、、、思えば、ガキンチョの頃からウワバミだったアタシ(^^)

梅酒が無ければ、他の酒を盗み呑みするだけなんですし、わからんように密造やりますし


梅は自家栽培、

アルコールはホワイトリカ、

氷砂糖は入れない。


適当に取り出してきたのが、キャプションの写真。

容器の容量は3ないし4リットル。

その容器に一升のホワイトリカ

なんと平成17年もの、、、さすがに「天使のわけまえ」ももの凄い。

アタシの取り分は、細やかに隣の小さなボトル一本しかなかった

当たり前には、アタシの取り分の一部をお裾分けするものだが、まるで逆(^^)


何度も濾過して、、、試しに井戸水の氷のオンザロックで飲んでみた

まあ、こんなものかな

長く漬けてれば良いってもんじゃない。最大三年くらいで梅は引き揚げるものだが、横着をしてしまった。

しかし、じっくりアルコールが染み込んだ梅の実を冷凍し半解凍くらいでほうばるのも、また楽しがらずや





2025年7月22日火曜日

断袖

 


数ある宇治の橋姫伝説和歌のなかでも、白眉がこの定家作

毀誉褒貶の激しい達磨歌とされ。鴨長明(歌人の肩書倒れとしか思えない)の歌論書では嫉妬や羨望もあってだろうが、罵らんばかりに、、、

そんなことより、今日のお題は「ころも片敷く」と言うこと。


平安時代にも布団はあったらしいが、コットンのない時代。衣(単衣)にくるまって寝ていたらしい。

事情は前漢末期の哀帝の頃も似たようなものかな?


中華史は「外戚、宦官、キャリア官僚」の三者の我欲の覇権争いに尽きる。皇帝専制とはいいながら大半は彼らの傀儡であり、英雄豪傑の奮迅スペクタクルだけを見ていれば歴史は本質は見えない


しかしながら、倭の院政期の宮中では乱倫(乱交、不倫、男色果ては近親相姦まで)が当たり前だったが、中華史における「男色」って、、、たぶんアタシが浅学菲才なんだろう。

ゲイの皇帝に取り入ったのが、眉目秀麗な董賢

牝鶏晨し、国を傾けた例は数多あるが、男色の例はあまり聞き及ばない。

哀帝はゾッコンだったようで、昼夜問わず身辺から董賢を離さず、お昼寝もお互いの長絹を布団がわりに纏あう有様

ある時、哀帝は起きあがろうとしたが、寝入っている董賢を起こすのがしのびなく、短剣で袖を裂き、眠りを妨げなかった故事から「断袖の歓」なる成句が史書に残されている。


当然ながら、哀帝の死後、簒奪者王莽により失脚し自裁したが、、、車裂きとかで誅殺されなかったのが幸い。


補足

多分に偏見もあるのだろうが、男色、ゲイ、ホモ、衆道って、あまり美しく聞こえない。

最初から、断袖なり断袖の歓と言ってくれれば、良かったのに、、、









2025年7月21日月曜日

我らは海の子

 



祝日が増えてうれしいなあ・・・・ってサンデー毎日なアタシには迷惑なだけ


多くの企業では「有給休暇制度」があり、その消化率は半分程度だといわれているわけですから、ことさらに法定休日を増やさなくとも、有給取得率をあげる努力をすれば済むことです。
ろくに有給もとれないようなブラック企業だと、休日が増えても過重労働に押し流されるだけです。
そもそも、国家の成り立ちなり歴史と伝統、国民生活上の重要な節目等これはって日だけを「祝日」に
するのが真っ当な考え方


さて「海の日」とはなんじゃいな?
もっともらしい理屈はあるが、特段「記念日」とするようなことでもないし、
他国でも例を見ない・・・・(らしい)

明治のころですが、ミカドが東北巡視にお出かけの際に初めて軍艦以外の船舶にお乗りになり、横浜港に無事到着されたこと(7月20日)を記念したのが「海の記念日」の由来らしい?
その記念日が「海の日」に化けたってことだが、当時の内航海運業界団体のごり押しが背景にあったとされる。
天皇大権の御世でさえ祝日でなかったものを、民主国家になってあえて「国民の祝日」とはいったいどういうこっちゃ(苦笑)
暑い盛りに祝日がないのは労働者に気の毒・・・・って、夏はまだ比較的お休みがとりやすいわけで余計なお世話である。
そんなことより「未消化有給買取の法制化」のほうが労働者にとってはありがたい。
労基法39条では、法定有給休暇制度を定めており、法定分の「買取」は、法定有給休暇不支給とみなされ違法である。法定以上の部分の買取は違法ではないが、制度として金銭買取を就業規則で定めている事例はまだまだ少ない(筈)


ここから先は、勝手な「邪推」である
いろんな意味合いで七月に祝日を設けたいが、本命日を持ち出すと90年代(海の日は95年に制定)ではまず無理って政治判断が背景にあり、将来七月の別の日に「すり替え」が出来るように「海の恩恵に感謝し海洋日本の繁栄祈願」って積極的に反対しがたい理屈をつけて、7月20日の祝日に仕立てた。

さて、本命は・・・・?

海の記念日なんて祝日を持つ国家は世界中でも例を見ないとされるが、「軍隊」にかかわる祝日は当然ながらあるのが当然視(軍の貢献に感謝し戦没者を慰霊)されます。
実のところ「7月1日」は自衛隊記念日。
時期的な関係で行事は11月に実施され、記念日も11月に移動しましたが、正しくは7月(自衛隊発足日)
かつては、帝国には陸軍記念日(3月10日)や海軍記念日(5月27日)もあったが、昨今はどこの国でもまとめて「軍隊記念日」とされる。

一昔前ならいざしらず、自衛隊を「人殺し」だとか「暴力装置」といえば、いまなら見識を疑われる。
さまざまな貢献に謝意を述べ、士気高揚のためにも、海の日から名目をかえるってどうでしょうか?
改憲発議はさておき、この程度が実現できないようですと「第9条改正」なんかできっこないでしょう

2025年7月20日日曜日

土崩瓦解

 


最新の世論調査とやらによれば、、、


石破内閣支持率 20.8%

自民党支持率  16.4%(複数の調査値あり)


あまりにも有名な内閣崩壊の「青木法則」とは


内閣支持率+政権与党第一党支持率≦50(%)

数字的には退陣確実とみえるが、傾向的にそうだったと言うだけで確実にそうなるわけではない。
だから、もう少し可能性高めで且つ演繹的な法則性を某情報誌の記事を参考に愚料すれば

内閣支持率<政権与党第一党支持率

自民党は支持しても石破内閣は支持しないってことで、内閣崩壊、看板の架け替え。

しかし、自民党支持率のミゼラブルさはなんとも異常値。岩盤支持層が三割はあるはずだが、、、

末期的なのは、石破内閣ではなく新保守に喰い荒らされた自民党そのものであり、賞味期限どころか消費期限もきれそうなのは既成左翼政党だけじゃない


今回のこの法則の読み方は「自民党は選挙で惨敗するが、代わりの「看板」不在でしばらくは生き恥を晒してもらう」と言うことになります。

異例ながら「総裁は交代するが総理は続投」とかってサディスティックで面白い、、、なんて無責任な事は言うべきではないが


実のところ「くにのかたち」は憲法が創るが、その憲法の死活は選挙制度に依存する。

今のような「選良まがい」しか選び得ない制度では、明るい未来は見えて来ない、、、少なくともアタシには見えない。

2025年7月19日土曜日

最後の決断

 


泣いても笑うても今日限り。

争点の一つに過ぎないが、選挙結果で方向が基本的に決まってしまう。


政権与党が参議院でも過半数割れ、、、となれば?

衆参とも野党優位となり「給付金」を織り込んだ補正予算案の成立は難しい。

お人よしの国民民主や利にだけはさとい維新だって、公約の減税を放棄して給付金に与するのはいくら何でも、、、主権者を敵にまわします。次の衆議院選挙は多分来年だし、、、


では、野党統一の消費税減税法案が出せるか?といわれれば、皆さん小異を捨てて大同についてくれればいいが、延々とガキの喧嘩を始めるに決まってます。

一気に廃止はあまりにも乱暴だから、税率の引き下げ幅や期間とか非課税品目をどうするか?また、財源を巡っての財務省との駆け引きが大変だし、アタシは理念としての消費税大好き派ですから、余計な小手先議論なんかよりも、より意味のある消費税制にして欲しいのよ


自民党に勝つ方が、実利に近いかも?

消費税減税法案なんか、いつまでたっても決まらないし、給付金の方が結果的にはやく出来ます。

しかし、二万円なんてあまりにケチ!

その二倍とか三倍出しても財政は破綻なんかするわけがないから、その辺りが補正予算成立の落とし所って、、、それが政治と言うアートの醍醐味



なら、、、清き一票を







2025年7月18日金曜日

左派の衰退

 


かなり前の築地の新聞社の記事の抜粋が、今日のキャプション画像


日共の歴史を知らない記者が書いた記事だ。

或いは、知って上での歪曲記事ならば、記者の仮面を被った闇党員に違いない。

多様性ある党内議論はご法度で、反主流派は片っ端から除名されてきたのが歴史。
党は誤りを犯さないのが共産主義政党の天動説たる所以。間違いがあれば、間違った史実を改竄したりなかったことにするんです。

かかるが故に「無謬のパルタイ」と、、、褒めているのではなく、反日共派の批判の中核。

反日共派でなくても、なんという傲慢と独善と思うし、こんな性格の悪い政党にはついていけない。

だから党勢は伸びないのよ。


この「反」日新聞社の記事のキャプションの意味は、未来永劫党名は変えない宣言だということだと、、、この程度の読み筋も出来ないのかなあ。


かつての某文化庁長官ならば、、

まさに、オオシダレイコだねえ。そんな事も知らないのか!


って言うだろうなあ(^^)



一方で、かの泡沫政党。

かつては首班指名や衆議院議長を勝ち取った程の政党が、、、没落の理由は明々白々。だから、路線変更に反旗を翻した分派政党は、未だに一定の地盤を保有します。

だったら、アレは「間違い」だったと自己批判して出直せば済む話しなのに、、、こいつらも「無謬のパルタイ」なんだ。加えて、ありもしないお花畑幻想をいまだに振り翳している。今どきはリアリズムのカケラもない理想論には白痴だって与しない。だからより衰退が激しい。


嬉しいことに、参議院2025で「政党要件を満足しなくなる可能性」が高くなった。


2025年7月17日木曜日

カネのかからない選挙

 



設問の設定が間違っています。

政治にはカネがかかりますが、選挙にはそんなにかからないはずです(だから、わんさか立候補者がたつんですよ)

それに、政治を志すのは、、、昔はこう言ったはずだ。


出たがるアイツよりなんかより、出したいあの人を!


第一回普通選挙の当選者を眺めていれば、それがわかります。当時は制限選挙(所得あるいは資産制限)ですから、自由民権運動の第一線にいた草莽の民に財産なんかあろうはずがない。

が、地方の名望家や郷紳達は、彼らを金銭的に支援して国会に送り出した。



公職選挙法が想定する選挙運動は、公営(選挙運動コストへの公費投入)と支援者のボランティア(上限規制のある報酬がもらえるのは一部の職種だけ)が建前。理想的には、応援の渦が大きくなれば、自分の懐が痛む筈がなく、かつて都知事戦に出馬した青島幸男は一切の選挙運動を個人としてはやらなかった。


この胡散臭そうなオスザルには、まともな支援者がいなかっただけのはなし


でも、そんな事できっこない、、、その通りです。なんせ座布団バッジつけて赤絨毯の上を歩きたい亡者ばかりですから。

だから、政治や選挙に莫大なお金がかかるのは当然、、、制度論はこのリアリズムから始まります


だったら、逆に「国費で丸抱え」してあげようか?

いまでも政党助成金として300億円強、それ以外にもさまざまな名目で議員に公費が投入されてます。

それっぽっちで足りなければ、その何倍でも出してあげますから、使途は可視化してリアルに主権者に開示してください。

主権者の判断は投票で、、、


あるいは、政党や議員は政治活動に費消した費用を主権者に請求してください。妥当な費用は満額お支払いします。


個人的には後者の方がお好みだ。

一生懸命政治をやれば、なにかと経費がかかるでしょうから、請求内容から個々の議員の活動自体が可視化されます。

政治なんかやってるように見えない議員様の実像があからさまになれば、主権者の意識(知名度だけで投票する愚)も変わるだろう

2025年7月16日水曜日

一億総中流化

 


高度成長期と言われた時代、徴税吏が胸を張り言挙げした事

我々の税制原則は「健全な中産階級の育成」である!

事実、分厚い健全な中産階級が形成され、安定した保守系政党が政権を担架し、不都合があれば派閥による疑似政権交代。三割左派系野党はこじんまりと睨みを利かすから、万年与党も暴走は出来ない。 


50年代末から始まった「国民生活に関する世論調査」によれば、調査サンプルの九割程度が「中流」であると自己認識しているが、、、内実たるや、アンケート結果の実像は

中流の概念規定が漠としており「中クラスに回答を誘導」しようとするアンケート設計だ。

ひたいに汗して頑張り、今日より明日がよくなる予感があるし、、まあ「世間並み」だよなあって思うだろうし、裏読みすれば、政策の正当性のエビデンスつくりに使われた疑念もないではない。

その時代やその時代に生きた倭人は確かに「健全」であったように思われます。


あれから時代は変わり、、、他国の例を見ても、中産階級の没落は社会の方向を歪めかねない雰囲気。

思えば、ファシズムの台頭もそうだった。

欧米ではいち早く極右傾化が進み、倭國も周回遅れ風に右派政党の台頭。メディアの見識として、キワモノめいた政治団体は無視すべきだが、トリックスターめいた存在はSNS映えするし、PVが至上の価値


かつては「アタマのいい奴は左傾するが、マシなのはさっさと離脱する。いつまでも左傾しているのは、、、」とかなんとか言われたはずだ。

その意味で既成左派政党の低迷凋落はある種の必然。

今売り出し中の新右派が更に飛躍するかどうかはわからないものの、大いに疑問符がつく。


オピニオンリーダーとして傾聴に値するのは史的唯物論や弁証法で鍛えられた元左派の保守人脈陣

今回みたところ、、、誰かいましたっけ?

さりながら健全な中産階級が再建されない限りは、一定のパワーを持ち続ける可能性は高いようにも思えます。だから、既存メディアの「排外主義や差別」とかありきたりな非難は、あまりこころに響かないのですよ。









2025年7月15日火曜日

プラカードガールズ

 


このために入学してくる生徒もいるって、、、そんな馬鹿なって、まあありうるわなあ
でも、この高校の偏差値は平均値以上で悪くはない。



もっとも、中高一貫で、高校入試のない実質高偏差値高校があまたありますから、ホンマの実力はさらに下がります。


が、今日のお題は、甲子園の野球大会のプラカードガールズのこと。

何故に高野連がこの高校に固執するのかわからない。

制服の美しさなら、阪神間はいくらでもある(アタシのイチオシは私立◯◯女子高校)

西宮の市立の高校だとほかに選択肢がなかったのでしょう、、、当時は


知らなんだが、正式には「式典誘導係」というらしい。実は男子も採用される。

但し、プラカードボーイズの例はなく、他の雑用をするようだ。

別にプラカードをもたしてもいいと思うが、、、


理由なりレギュレーションが判然としないが、障碍者の式典誘導係の例がない。

予選段階で除外しているとか、応募基準で排除しているなら由々しきこと。


かつて、パーキンソン病で身体が不自由になった元ボクサーが聖火ランナーのアンカーを勤めたことがあったはすだ。

スポーツは健常者のためだけのものではないって、、、お題目でないことを実践されんことを期待します。でないと、毎度の二枚舌って言われますよ



2025年7月14日月曜日

餃子には、、、タレとホッピー

 


好みはそれぞれ。
正解はあろうはずがないし、一般的には、醤油、酢に辣油を少々

醤油と酢の割合は、、、、、これまたそれぞれ

地方によっては、ポン酢はともかく、マヨネーズやケチャップと言われると(^^)


しかし、神戸界隈は、味噌だれが主流。

無論、お店ごとに特徴があり、、、、行きつけの某店の「推奨」は


まず、味噌だれで食する

次に醤油と酢を半々に混ぜ混んで食べる

最後は、辣油とおろし生大蒜のトッピング



かなりどぎつい味になりますから、炎暑下ではアタシは避けて通り、近くにあるビネガー感満載の味噌だれのお店に足を運ぶ。



最近のお気に入り店は、、、なにも無しで食べてくださいが、推奨



少し物足らないから、お酢を使い爽やかに

武蔵国発祥らしいので、嬉しいことにホッピー(黒)を置いてますし、継ぎ酒のキンミヤは分量関係なしの定額。当然ですがコップの淵まで盛り切り、、、


にいちゃん!

この店は、ハカマおいとらんの?





2025年7月13日日曜日

懲戒処分

 



いっぱしの公務員が、なんとも下品な理由で、、、
記者発表をそのまま記事にしたようだが、このなんとか類似行為なる表現はれっきとした法律概念である。

性交等と言えば、この類似行為も包含されると思われます。

なにが「類似」に相当するのかは、、、よくわかりません(^^)


彼らは「公務員としての自覚の欠如」を反省しているようですが、すこしはTPOをわきまえればいいのだが、その至らなさが「自覚の欠如」ということだろう。


まあそんな事はどうでもよくて、改めて「売春・買春」の定義には「類似行為」は含まれないらしい(立法当時の国会質疑での政府側答弁)って事を知ってしまった(疑り深いアタシは、女郎屋連中との裏取引なんかがまずアタマに浮かんだ、、、)

多種多様な性サービスの実態を知らなかっただけってことになってますが、おかげで「類似行為しかやりません」という風俗産業の跳梁跋扈を招いたのはある種の予定調和だ。

密室の中の秘め事は、だれにもわからない。



2025年7月12日土曜日

消費税でマイレージを貯める

 


九年前の自民を飛び出した連中が作った泡沫政党の当時の選挙公約。

オリジナルは、上智大の大和田先生の案らしいが、委細はよく分からない。


国会質問を行なった中野議員が力説するような効果は疑問だし、首相答弁も昔の仲間だからのリップサービス。マトモに検討した節も見当たらない。


消費税は今でも社会福祉目的税的な税制であり、目の前の福祉財源として費消されていることになっている。

この案では、徴税額の一部を目の前で使わずに先々まで貯めておいて老後にまとめて貰いましょうってはなし。

朝四暮三だか朝三暮四のような目眩しだ、、、というと言葉が過ぎるが、よく言えば「米百俵の哲学」

哲学として正しくとも、政治はポピュリズム。今日のコメがないのに、、、未来のお花畑なんかということになるし、そもそも政治は未来にウソをつく。

高速道路の無料化とか、、、事例はいくらでも


多少目から鱗って部分は、プールしての世代間給付ではなくて「消費を掛金とする個人単位の拠出とその運用」

多額の消費を行う富裕層に有利なシステムであり、逆進性を助長するし、個人単位の消費税の拠出をどうやって把握するんだ、、、割り切って電子決済とマイナカードで把握できた範囲内で運用するってことならば、可能だろうが、それが公平な制度かなあ?


なんにせよ、あれこれ検討し設計するだけで、、、日が暮れても道はまだまだ遠い。



2025年7月11日金曜日

土用のうなぎ

 




ウナギがかば焼き(蒸すと焼くの合わせ技)になり、人気を博したのは江戸時代中期からだが、夏にウナギを食するのは太古の昔から、、、平賀源内や蜀山人の販促キャッチコピーは、単なるきっかけだ


割き方も焼き方も東西異なる。
武家社会の江戸では「切腹を嫌って」背開きに、商人の街の上方では「腹を割って」話すから腹を開く、とする言い伝えは、駄洒落としては面白いが、、、
腹開きは背開きよりも職人に高度な技術を要求する。江戸は腕のいい職人が少なかったので、やむなく簡単な背開きが主流になったが、本音のところかもしれないし、紅茶の、ミルクファーストかシュガーファーストみたいなものかも?

要は、こだわりと差別化。あとはお国自慢の不毛の優劣争い

アタシはそんな状況に遭遇したことはないが、職人に割き方に注文をつけるのは難しいのかな?

どっちが美味いってことさら感じたこともないし、そもそも、アタシは土用の頃は「はも鍋」に決めている。余計な具材は要らない。

淡路の玉葱メインであとは適当



しかし、こう暑いと、鍋と聞くだけで汗が滲み出ます。

2025年7月10日木曜日

革命政党

 



いかなる提言、主張であろうと表現と言論の自由によりそれは保障されるし、その賛否は選挙なり投票の民意が決める事。

しかしながら、法体系的な基本「公理」すら無視されてはお話にならない。

気鋭の憲法学者は「怪文書」と嘲笑まじりに切って捨てたが、浅学菲才の似非法学士はもう少しどぎつく(^^)


参議院選挙では三番手につけて躍進中らしいが、その程度の連中にかなりな主権者が心情的に寄り添うとは、、、実に恐ろしいはなしだ。

各条毎に批判するのも煩雑ですから、この一点だけ。


憲法改正は改正手続に齟齬が無ければなんでも出来るという解釈もあるが、一般的には「限界説」が通説。現行憲法のコアコンピタンスあるいはプリンシプルは改定出来ない。

現行憲法のプリンシプルは「国民主権、基本的人権の尊重、三権分立、平和主義」等に代表される。


この創案は、あちこちでその原理から逸脱しており、そもそも論じるに足りない。


ならば、この創案の実現は絶対的に不可能か?といわれれば「八月十五日革命説」、、、宮沢俊義先生がとくように「革命を起こし政体をぶち壊せば」可能性はあります(だから、旧憲法から新憲法への移行は屁理屈がつくのです)


参政党の本気度なんてどの程度だか分からないが、仮にホンキならば、暴力行為の有無はさておき、朝憲紊乱(国の統治機構を破壊し又はその領土において国権を排除して権力を行使しその他憲法の定める統治の基本秩序を壊乱すること)なる「革命なり内乱」をやるっていう政党だという事なんですよ


2025年7月9日水曜日

雪風

 



8・15公開の邦画


懐かしい終戦記念映画シリーズの再来でも無さそうだし、製作ポリシーも湿度満載の倭風テイストみたいだし、、、あの製作陣ならそうにしかならないのだろうし

奇跡の名駆逐艦(数多の作戦に参加しながら生還し、あまつさえ二百数十名の乗員の99%強は生き延びて815を迎えた)として国際的なリスペクトもあるんだし、戦後は中華民国に接収され旗艦として名を馳せたし(真偽はさておき北京故宮の至宝を台灣に輸送したそうな)、、、なんちゃって、ゴジラ退治の貢献度も多大なんだから(映画ゴジラー1.0)



一般に、強運に恵まれたと言われますが、歴代艦長にヒトを得たからだし、艦長の徳が全乗員を感化したからですよ。


以上なエピソードを交えて、2027年就航予定のイージスシステム搭載艦が「雪風・初霜」とそれぞれ命名され、防衛出動するところでエンドマーク


アタシなら、そんなツクリにします。



補足

戦艦大和の無謀な作戦の名に値しない特攻出撃は、坊ノ岬沖で400機余りの屠殺的空爆の憂き目をみて大和以下の10隻の艦艇は

撃沈 六隻

満身創痍で帰還 二隻

マトモに生き延びたのは、雪風と初霜だけ

損耗率八割なんて、全滅と同じ