高度成長期と言われた時代、徴税吏が胸を張り言挙げした事
我々の税制原則は「健全な中産階級の育成」である!
事実、分厚い健全な中産階級が形成され、安定した保守系政党が政権を担架し、不都合があれば派閥による疑似政権交代。三割左派系野党はこじんまりと睨みを利かすから、万年与党も暴走は出来ない。
50年代末から始まった「国民生活に関する世論調査」によれば、調査サンプルの九割程度が「中流」であると自己認識しているが、、、内実たるや、アンケート結果の実像は
中流の概念規定が漠としており「中クラスに回答を誘導」しようとするアンケート設計だ。
ひたいに汗して頑張り、今日より明日がよくなる予感があるし、、まあ「世間並み」だよなあって思うだろうし、裏読みすれば、政策の正当性のエビデンスつくりに使われた疑念もないではない。
その時代やその時代に生きた倭人は確かに「健全」であったように思われます。
あれから時代は変わり、、、他国の例を見ても、中産階級の没落は社会の方向を歪めかねない雰囲気。
思えば、ファシズムの台頭もそうだった。
欧米ではいち早く極右傾化が進み、倭國も周回遅れ風に右派政党の台頭。メディアの見識として、キワモノめいた政治団体は無視すべきだが、トリックスターめいた存在はSNS映えするし、PVが至上の価値
かつては「アタマのいい奴は左傾するが、マシなのはさっさと離脱する。いつまでも左傾しているのは、、、」とかなんとか言われたはずだ。
その意味で既成左派政党の低迷凋落はある種の必然。
今売り出し中の新右派が更に飛躍するかどうかはわからないものの、大いに疑問符がつく。
オピニオンリーダーとして傾聴に値するのは史的唯物論や弁証法で鍛えられた元左派の保守人脈陣
今回みたところ、、、誰かいましたっけ?
さりながら健全な中産階級が再建されない限りは、一定のパワーを持ち続ける可能性は高いようにも思えます。だから、既存メディアの「排外主義や差別」とかありきたりな非難は、あまりこころに響かないのですよ。
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