2022年2月8日火曜日

オルフェーブル36

 


気取ってオリジナルタイトルのまま(^^)
直訳すれば、オルフェーブル河岸36番地
何だろう?って

オルフェーブル36を倭風にいうと桜田門
つまりパリ警視庁のこと
無機的なタイトルですが(フランス映画にはままあるのですよ)その味も素っ気もないタイトルが、センスある倭の映画人の手にかかれば(これもまたままあるのです)


あるいは裏切りという名の犬




パリ警察を舞台にする三部作の第一作目...というか、これが大評判になったから三作まで製作された。二作目以降の評価は知らないが、倭国公開タイトルだけは、、、二番煎じ、三番煎じなんですよ。


やがて復讐という名の雨
いずれ絶望という名の闇


すこし笑えます(^^)


実に素晴らしいフレンチフィルムノワール。

フィルムノワールって元来はフランスの映画評論家によるアメリカンの犯罪映画のあるジャンルの名称ですが、逆輸入の形でフランス映画にも形容されるようになった。

自由恋愛のお国柄ですが、オンナっけはあまりなくて、ホモチックな男の友情と裏切りや葛藤なりがムンムン。



この映画もそのセオリー通りですが、ギリシア悲劇的な古き良き時代の任侠映画風です。

任侠映画は主人公の出所シーンに始まり入獄シーンでエンドマークなんですが、これは不幸の連鎖に翻弄された元司法警察職員が主人公だからでしょうか、ある意味での「ハッピー」な結末。





セザール賞の主要部門にノミネートされましたが、どれも受賞は出来なかった無冠の傑作

記録に残ることよりも「記憶」に残る方がいい


2022年2月7日月曜日

オトコは黙って、、、

 


発信力ってもてはやしますが中身のあっての事だし、人の意見を丁寧に聞くのは大切かも知れないが、それを取捨選択し最適解を判断し実行に移さないと.....



深層な杉林の中でイグサに包まれ井戸水生活に永く馴染んできた寒村陋屋人も都会暮らしで体質が変わってみたいだ。

ピロリ菌の心配がないのは検査済みだが、、、

昨今は花粉症気味だが、、、本当に花粉症かなあ?


なんとまあ、オミクロン感染症状に似ているらしい。

次に流行するかもしれない変異種はさておき、この変異株って普通の風邪並みなんだろう?

普通にうがい手洗い消毒をし、予防接種に、仮に罹患すれば経口治療薬。


何を恐れることがある、、、なんだが

ワクチン接種が進まず、経口治療薬が出回らない。

やっぱり、、過度に調達して出番がなくアベノマスクみたいに不良在庫になるのを役人たちが恐れたの?

危機管理って万端準備したのに出番がなかった!が最善なんだよ。


主権者全員にマスクを無償提供するアイデアは悪くないが、仕様がお粗末、品質がデタラメ、発注が疑惑まみれで納品検査すらしない.....主権者の怒りの所在を理解していないらしい。

挙げ句の果ての茶番は書く気にもならない。



治に居て乱を忘れ、、、、たむくいだわ。

やっぱり、自分の命と暮らしは自分でしか守れない。

だっから、JFKは就任演説で喝破したのです(^^)


And so, ........  ask not what your country can do for you........



日本詩人選

一番知的な環境で知的な生活をおくっていた頃にお世話になったのが、、、岩波でも中公でもなく筑摩書房でした。
教育県長野の出身者の中で知的に最良な部分が作った版元。品位のある書籍が多かった。
多少浮世離れした経営で破綻しましたが、、、でも再建した以上はウェブサイトくらいちゃんとメンテナンスして欲しいなあ。





日本詩人選


70年代に刊行

王朝古典時代を中心に詩歌の達人を当時の気鋭の評論家が選んで.....と言いたいが、十人十色。いろんな見解があるものだ

ほんの数冊しか書庫にはないが、全体でアバウト30冊くらいだったと思います

ひとり一冊の編纂って言うのは高評価の証明


人麻呂

家持

貫之

和泉式部

定家

後鳥羽院

実朝、、、、までは納得しようが


西行さんもあったに違いないが確認できない

建礼門院右京大夫(彼女より式子内親王だろう)


京極為兼

一休

宗祗

心敬

菅茶人、、、よく知りませんから論評しませんが、そんなに凄いのかなあ。

アタシならば、木下長嘯子と正徹で一冊、一休以下はまとめと一冊かな?


芭蕉

蕪村

一茶、、、これはちょっとなあ.....


芭蕉はひとり一冊でいいとしよう。

しかし倭国文藝史における俳句の位置なんてしれてますよ。

歴史もあまりないし、今でもそうだが仲間内で胸倉つかんで罵り合ったり肩を抱き合い歓笑したり....

要するに作り手と鑑賞する側の鋭角的な対立がないのよね。俳句は結社と称する家元制度になってしまいました。

俳句近代化の先駆者はなんちゃって正岡子規。その後継者の一人が高浜虚子。

彼の一族って多数がホトトギスなんかの俳諧マフィアなんだなあ、、、って言葉がすぎるかな(^^)


しかし、俳句人口の多さは無視し難い。

真っ当な文藝史の著作に占める俳句の分量は一割程度だが、この分野には能狂言歌舞伎文楽まで含みますから多すぎますし、文学史的に三人が知名度は高いとは言えそれぞれに一冊を張るほどかしら?

いくら商売とは言え、妥協していい部分とそうでないと部分がある。





 

2022年2月6日日曜日

入場行進曲

 北京五輪の入場行進音楽の一覧

花尾四郎氏の投稿をお借りします(テレビ観てませんから自分で確認はしていません)



花尾氏はかなりの音楽通です。ハンガリアン舞曲をブラームス「編曲」って書くところがハイレベル。


分かり易い曲目ばかり(^^)ですが、、、


アメリカンはありませんなあ

3Bは一応漏れなく。

でも、バッハはフランス組曲なの?

マニアックな!

ハイドン、ヘンデル、プッチーニ、ワーグナー、ショパン、リスト、シューマンはなし。






かなりドイツ音楽史観に毒されていますなあ(^^)

ってこともあるが、世界に通用する倭音楽がないのも事実だ。

あの場に、すき焼きソングや東京五輪音頭が流れたりすれば、、、馬鹿にされているって思うわ(^^)


2022年2月5日土曜日

俳句の添削

 短歌人口とか俳句人口(狂歌や川柳も含めて)の規模感なんだが、ざっくりとウンジュウ万人、ウンビャク万人に及ぶらしい。

正しいのかどうかは判らないが、歌会始やサラリーマン川柳の応募数や紙新聞に未だに歌壇や俳壇のページがあるのだから、倭国の歌学の伝統未だ絶滅せず、、、だと言えます。




センスのあるテレビマンがいなくなり...センスがあれば別の世界に転身するのだが、この番組の芸人の俳句力査定はなかなか面白い(と言ってもテレビ観ないからYouTubeで)

どうも夏井いつき先生の辛辣な俳句批評で持っている感がある。彼女は愛媛で活動する俳人だが、二度目の旦那がマスコミ関係だったはず。その関係で上手く売り込んだ可能性があるが、売り込まれた方も得をした。





箸にも棒にもかからない駄句が、夏井先生の添削の結果異次元の芳醇な句界に変貌する様は、、、けだし倭語の限りない豊穣の海を思わせる。

別に素人の駄作をプロの手で佳作にするって事だけでもなく、プロだって........あれこれ試行錯誤


芭蕉のあまりに有名な一句


古池や蛙とんだる水の音(原型)

山吹や蛙とんだる水の音(其角改案)

古池や蛙とびこむ水の音(芭蕉の最終型)


蛙合わせの句会での一句らしいが、、かなり苦吟した感があります。

上の句をあれこれいじろうとしていたので弟子の其角が、蕎麦屋の湯桶(横から口を出す)

カエルは種類により季節が変わる厄介な季語なんだが山吹となれば春。陽春の感じが出て悪くはないが、芭蕉的にはお気に召さなかったようで最終型となった模様。

原型はカエルの躍動感が表れて視覚的だが、最終型は聴覚的。薄黒い何もかも吸い込むような古池の静寂の中に一瞬の水音。


たった十七文字とは言え、言葉一つて世界が変わるのですよ。


2022年2月4日金曜日

女王陛下のお気に入り

 


英国史の一般的教養書はかのモロアの名著に若かず、、、なんだが、なにぶん訳が古めかしい。新訳が出れば再読する気満々なんだが、、


ですから記憶だけで書きます。

何をもって「英国」史を呼ぶか?

イングランド

スコットランド

ウェールズ

アイルランド  、、、、のそれぞれの歴史は前史あるいは分国史であり、正確(狭義)には18世紀初めの「グレートブリテン王国」の成立以降だろう。

初代の国王は、アン女王!

つまり、女帝が国のはじまり

広義の英国史をみれば、なんとも



女帝の豊穣な海

牝鶏晨しても国家に禍いばかりを及ぼしたわけでもなく、むしろ国運を高めた時期を統治されたのが「女王さま」....いや牝鶏が統治すると国運が上がる(^^)


アメリカンは英国王室(貴族)ドラマが大好き。

ヴィクトリア、エリザベス一世&二世なんかは何度も素材になってます。

あとは、アンブーリンやらスコットランドのメアリーとか....


しかし、アン女王はこの作品だけかな?

彼女の時代に今の英国の国土の原型が出来たわけですから、やっぱり「アゲマン」なんですよ



おはなしとしては歴史絵巻というよりも大奥英国版。

それこそ牝鶏としかいいようのないマールバラ公爵夫人サラとその従姉妹であるアビゲイルがアンの寵を競い合う痴話喧嘩が実に面白い。


最終的にはサラは宮廷から追放されるのですが、決して負けた訳ではない。

アビゲイルの家系は断絶しましたが、サラの末裔には


チャーチル首相

レディダイアナ.....と


ちなみに、アン女王の別名は「ブランデー・アン」

無類の酒好き。フランスの醸造産業の大スポンサーだったが、結果極度の肥満となり宮廷内の移動は車椅子なり輿だったし、

崩御の際の棺桶は、、、おおむね正方形(というのはいささかあやしい)



実は、過日総理の夫はなんと呼ぶべきか?なんて駄文を書いた。

とりあえず、、First Partner かなあ


しかし、アン女王の配偶者はこう呼ばれていたそうな


Prince Consort (王の配偶者、略して王配)


ヴィクトリア女王の旦那様の正式呼称はウィキによれば、、


His Royal Highness The Prince Consort


だっからぁ....First Consort  って呼ぶのが一番良さげ

この英単語はポリティカルコレクトレスですし、、でも正式婚でない配偶者にも使えるのかなあ?







2022年2月3日木曜日

三八式歩兵銃

 


リアル書店で目に付き、かなり買う気にはなったが、大部な文庫本だし、その場でアマゾンに注文するのも下品だし....しかし、心の片隅では贖うほどのものでも、、、、
で、公立図書館に予約を入れると、待ち行列はなし(^^)
廉価な有料配達サービスをつけてくれないかなあ



著者は陸大出身のエリート軍人で、今は在野の史家。

アタシの期待値は、一銭5厘でかき集めた真面目純朴な壮丁の肉体以外は貧弱としか言いようのない軍用装備の欠陥に肉薄してくれる記述だったが、多少あてが外れた。


名前の通り明治38年(1905年)に正式採用されて敗戦時まで、皇軍お得意の白兵突撃を支えた、、でもボルトアクション式なんだよね。

日露での村田銃の欠点を補い、倭男子の多くが愛憎をもって手にしたはずだ。


近代戦に限らず戦争は最後の最後は「歩兵のチカラ」と決まっていますが、それに至るまでは土木建設技術力なり機械化装備の優劣がものをいう。

農業と軽工業しかなかった倭国には、軍備を充実させる事は至難のことだったろうし、仮に配備が出来ても補充が効かない。

それに、時代はボルトアクションからオートマチックに変わろうとしているが、散水をするように弾丸をばら撒くような贅沢はとてもとても......


ちなみに、アメリカンの主力は1960年以降未だにM16アーマライトだそうです。

銃器にはくわしくないが、ゴルゴ13の愛用品でもあります。曰く、狙撃のみならず多目的に使用できるのが理由だそうですが、、、



アメリカンも新装備を開発中だそうですので、正式採用されれば、ゴルゴはどう思案するのかなあ?


2022年2月2日水曜日

引き分け試合の論理

 


しばらく前にNFLでのオーバータイムの発生確率を(疑心ながら)、、、どうも間違いのようだ。お詫び方々訂正します。
駄日記とはいえいつもはそれなりに裏取りをするのですが、ちと甘かったと反省。


なんとも今年のNFLのプレイオフの見応えのあることよ!

滅多にないはずのオーバータイムが二試合も

NFLのオーバータイムの決着の仕方は以下の通り



マニアックなまでに合理性と公平性を追求していますが、、アタシとしてはフットボール系の延長戦による勝負の決着には懐疑的なんです。

ひとえに選手のフィジカル的な健康管理上の理由.....


かつてのラグビーは所定の試合時間が終わればノーサイド(つまり勝敗はなし)トーナメント戦の場合は次の試合に進めるチームは「籤引」で選んだはず。サッカーもそうだったと記憶している。

激闘の果て引き分けて、籤引で勝敗が決まる(サッカーはラグビーとは違いそういう取扱いだった?)

なんともやり切れないが....それが「神意」だと言う事だし、神意の方が人智よりも上位概念


でも、選手が可哀想だ!

アタシ的には、観客が可哀想なんだろうって(^^)

有料試合なのに最後まで決着がつかないなんて。

金返せよ!

比喩として適正かどうかはさておき、コロシアムでのグラディエーターの闘いを観ている気分に違いない。

主催者も商業的にも得策ではないと判断したんだろうから、延長戦やらキック合戦やら、、、


とことんシロクロをつけるのが得策とも限らないのだがなあ.....


もうすぐにスーパーボウル

史上唯一のOT試合のハイライトです。

こんときはテレビで観てましたが、なんとまあ、3Qが終わった時点では、アトランタは17点リードだったのよ!

ポストシーズンでこんだけの点差をひっくり返した前例はないそうです。

こんときのアタシは理性的ではなく、、、血に飢えたコロシアムのローマ市民とおんなじだった(^^)



2022年2月1日火曜日

危機管理の要諦、、、四つあります

 


普通は「悲観的に考え楽観的に行動する」につきるのだが、あまりに禅問答的だし多少具体的な論考だから極私的にご紹介します。
申し訳ないが、教授の御尊名は忘れました。




ポイントは四つある(素人ウケするのは三つなんですが、アカデミックだから、、)

1)インテリジェンス
孫子的には「敵を知り己れを知れば、、、」と言う事がものごとの始まり。

感染の仕方....接触とか飛沫とか
感染力の強弱
重症化死亡率の多少、、、これらが敵
己れと言うと、医療資源の多寡やレベル
これらを定量的に悲観的に測定する。


論語には「牛刀割鶏」と言う言葉があり、大袈裟過ぎるのは物笑いのタネ
西洋から「風邪まがいのウィルスに鎖国までして経済を止めてるってアホかいな(^^)」と、、、、まあ、倭国の場合一定の合理性はあるのですがね


2)オペレーションプランニング

敵と己れの「戦力分析」が終われば、具体的な実践計画の策定です。

無論、敵がラン攻撃ならばランディフェンスだし、パス攻撃ならばパスディフェンス。

上記の通り、敵の状況に合わせて臨機応変に.....

教授は「セキュリティ」と言う表現ですが、多義的なので改めました


3)ロジスティック

防御し駆逐する為のリソースの調達あるいは確保

量とタイミングが肝要ですが、治のうちに乱に備えておくのが理想だし当たり前だが現実には難しいし、ロジスティックの裏付けのない作戦計画なんて絵に描いた餅

必要なリソースが揃うまでの間の乱暴な対応も選択肢のひとつ。検査体制を拡充し、ワクチンをかき集め、経口治療薬が行き渡る迄なんとしても感染拡大のスピードを抑える為に「鎖国」ってある意味で有意義ですが、治の間にやるべき事をやっていなかったと言うこととも、、、


4)リスクコミュニケーション

さいごは、、、武田信玄の言うように「ひとは石垣人は城」。ひとり一人が最善適切な行動なり振る舞いをとらないとディフェンスラインは早々に瓦解する。

事実と事態を丁寧に説明して理解と協力を求めることです。

嘘はつかない。

嘘をつくとあとあと祟ります。だから倭国は先進国の中で政府信頼感指数が最低。

事態の変化や判断の誤り(誰だって間違いはある)は直ちに素直に認めて、方針転換。

論語にあるように、、、過ちては改めるに憚ることなかれ



さて、三代に及ぶ最高指揮官の「武漢病毒」への危機管理の適否は如何なるものかしら?

政治は上手くやって当たり前で、失態はなにかと針小棒大に罵られるから目先のメディア報道に惑わされてはいけない。

欧米と比較するのが妥当かどうかはさておき(アジア圏では最良とは言い難い)、被害の規模比較からすれば「優良」と言えなくもない。

それが危機管理の巧拙なのかもって生まれた公衆衛生観念を含めた国民性なのかは.......論評しないが