普通は「悲観的に考え楽観的に行動する」につきるのだが、あまりに禅問答的だし多少具体的な論考だから極私的にご紹介します。
申し訳ないが、教授の御尊名は忘れました。
ポイントは四つある(素人ウケするのは三つなんですが、アカデミックだから、、)
1)インテリジェンス
孫子的には「敵を知り己れを知れば、、、」と言う事がものごとの始まり。
感染の仕方....接触とか飛沫とか
感染力の強弱
重症化死亡率の多少、、、これらが敵
己れと言うと、医療資源の多寡やレベル
これらを定量的に悲観的に測定する。
論語には「牛刀割鶏」と言う言葉があり、大袈裟過ぎるのは物笑いのタネ
西洋から「風邪まがいのウィルスに鎖国までして経済を止めてるってアホかいな(^^)」と、、、、まあ、倭国の場合一定の合理性はあるのですがね
2)オペレーションプランニング
敵と己れの「戦力分析」が終われば、具体的な実践計画の策定です。
無論、敵がラン攻撃ならばランディフェンスだし、パス攻撃ならばパスディフェンス。
上記の通り、敵の状況に合わせて臨機応変に.....
教授は「セキュリティ」と言う表現ですが、多義的なので改めました
3)ロジスティック
防御し駆逐する為のリソースの調達あるいは確保
量とタイミングが肝要ですが、治のうちに乱に備えておくのが理想だし当たり前だが現実には難しいし、ロジスティックの裏付けのない作戦計画なんて絵に描いた餅
必要なリソースが揃うまでの間の乱暴な対応も選択肢のひとつ。検査体制を拡充し、ワクチンをかき集め、経口治療薬が行き渡る迄なんとしても感染拡大のスピードを抑える為に「鎖国」ってある意味で有意義ですが、治の間にやるべき事をやっていなかったと言うこととも、、、
4)リスクコミュニケーション
さいごは、、、武田信玄の言うように「ひとは石垣人は城」。ひとり一人が最善適切な行動なり振る舞いをとらないとディフェンスラインは早々に瓦解する。
事実と事態を丁寧に説明して理解と協力を求めることです。
嘘はつかない。
嘘をつくとあとあと祟ります。だから倭国は先進国の中で政府信頼感指数が最低。
事態の変化や判断の誤り(誰だって間違いはある)は直ちに素直に認めて、方針転換。
論語にあるように、、、過ちては改めるに憚ることなかれ
さて、三代に及ぶ最高指揮官の「武漢病毒」への危機管理の適否は如何なるものかしら?
政治は上手くやって当たり前で、失態はなにかと針小棒大に罵られるから目先のメディア報道に惑わされてはいけない。
欧米と比較するのが妥当かどうかはさておき(アジア圏では最良とは言い難い)、被害の規模比較からすれば「優良」と言えなくもない。
それが危機管理の巧拙なのかもって生まれた公衆衛生観念を含めた国民性なのかは.......論評しないが
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