そっとしておけばいいと思うのですが、大富豪の「道楽」で発見されちゃいました。
最新鋭の海底探査船(数百億円の建造費用に年間数十億円の維持費)の投入してのこと
たまたまスキューバダイビングをやっていて見つけたってロマン溢れる物語ではない。
軍国少年にとっては、軍艦といえば「戦艦」
戦艦と言えば・・・大和に武蔵(実はもう一隻シリーズ艦があります)
第二次世界大戦期は、大鑑巨砲時代は過ぎ去り、バトルシップなんぞは無用の長物。
多くは、机上の計画のみ、未着工、空母への転換(改造)
まともに現場出動したのは、あとは長門に陸奥(いずれも同型艦)くらいなもので
投資対効果があったのかと言われれば・・・・
大和の建造費は、正確にはよく分かりません。
NETではいろんな数字が出回っていますが、ざっと一億数千万円(当時)のようです。
物価指数で現在価格に置き直せば・・・しれてますなあ(笑)
一千億円程度です。
イージス艦と変わりがない(これも本当に正札通りに働いてくれるかなあ)
しかし、財政規模感からすれば、当時の予算規模は50億円程度ですし、今は百兆円ちかく・・・
重みは相当に違いますから、貧乏国の大博打というところです。
つまり、博打に勝つのは金持ちと相場が決まっている。
広島あたりの実業家が「大和」引き上げによるまちおこしってお馬鹿なプロジェクトと
獅子吼したが、世間の良識は、歯牙にもかけなかった。
今回はどうするんでしょうか?
大富豪は、やる気満々で、なかんずく「日本に寄付」するつもりだとか・・・
余計なお世話です。
当時の軍艦は大日本帝国の所有物である。
その権利義務は日本国が正当に継承している。
沈没してもかわりはないと思うが、フィリピンの領海内で他人の所有物を20年間以上
占有していた状態だからフィリピン政府が取得時効を援用できる・・・って(?)
あるいは戦時賠償で当時の連合国の誰かに譲渡したのかもしれない。
駆逐艦「雪風」は中華民国にお嫁入りし、防衛艦として、最後まで職責を果たしたそうです。
これが民間の船舶であれば、保険求償をしちゃったから、保険会社に所有権移転ってことも
ありえるが・・・
なんとも鬱陶しいしややこしいから「武蔵」なんかにかまけずに、
シリーズ艦最後の「信濃」の探索をやってくれると嬉しいのですが・・・
大和型の三番手として着工したものの、空母に改造。
当時としては世界最大規模の航空母艦です。
横須賀から呉に回航の途中で米軍の潜水艦の魚雷により・・・
実際のところ、それくらいで沈むはずはないが、不慣れなクルーの対処ミスで、
水深数千メートルと言われる浜松沖合の南海トラフに沈没した。
忘れられた「名艦」の復権と近未来の南海大地震予知対策・・・
つまりは、ロマンとリアリズムを兼ね備えた大プロジェクトはどうだろうか?
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