2015年3月3日火曜日

五節句





江戸時代にさかのぼりますが、重要な年中行事として定められた式日


人日(1月7日)
上巳(3月3日)
端午(5月5日)
七夕(7月7日)
重陽(9月9日)


伝統行事に加えて、食い物や酒がまとわりつくのも嬉しいものだ。
もうすぐに・・・いわゆる「桃の節句」とも雛祭りとも・・・

菱餅に白酒
いまや「白酒」といえば、中国の蒸留酒であるが、
古式豊かに・・・「甘酒」なんかではなく、やはり度数9%程度にすぎないが、練酒がいい。
甘酒なんぞは、ノン(超低)アルコール一夜酒で、まっとうな舌なら受け付けない。

酒の肴にふさわしいかどうかは色々あろうが、あしらいは「菱餅」
三色三段重ねの菱型餅。
三色の組み合わせは「ひなあられ」も同様である。
しかし、聞き及ぶに、箱根の向こうでは「砂糖味付けポン菓子」らしい。
これまた外道の喰い物だ(笑)



故事来歴と薀蓄にはことかかないが、つまらん記念日を祝日にするくらいならば
五節句こそ、国民の休日に相応しいが・・・


いずれの節句も季節の切れ目で禊祓であったり、邪気からヒトザルを守護するのです。
新暦だと、桃の開花は桜の前あたり、3月下旬ですが「桃始笑」と呼ぶ。
中国では、更に典雅で「桃始華」
銀座であたり構わず爆買するいまどきの中国人が同じ人種とは思えない(苦笑)



対抗上、一番美しい「桃の歌」


春の苑 くれなゐにほふ 桃の花 下照る径に いでたつ郎子(をとめ)




0 件のコメント:

コメントを投稿