2015年3月19日木曜日

ショウトウの灯よ、いつまでも。



その前は、大曲にいたんです。
半世紀ほど前に渋谷に移って来たとかなんとか、先代師匠夫人は昔話を・・・


宗家は、北の地に縁があるの?!
世阿弥師匠は、権力者の逆鱗に触れたために佐渡に配流。
先代のころでも、、戦意高揚目的で軍部に協力し、盛んに軍国新作能なんかつくってましたから
GHQに疎まれたもんで「秋田の大曲」なんぞに・・・でも、なんか可笑しい。


そうなんです。
始めて知りましたが、飯田橋近くの大曲なる場所があり、その地に前の観世能楽堂があったらしい。
老朽化で建て替え時期ですが、世界遺産と言うだけで、そんな資力も、太っ腹なタニマチもいない。
銀座松坂屋さんの跡地商業ビルに間借りと相成った。
江戸時代は、幕府の拝領屋敷が、銀座にあり、創業地回帰という触れ込みはともかくも、
内実はこんなものらしい。
 
この三月末で閉館。
連日豪華なサヨナラ公演が企画されています。
毎日足を運んでもいいが、お値段もそれなり(苦笑)


しかし、新しい舞台のこけら落としは、二年後。
それまではジプシー暮らしとはお気の毒。
買い手さんのご都合みたいだが、迎賓館にするらしいとのウ・ワ・サ。

アジアマネーを駆使して、不動産を買い漁る中国人が買い手ではないので、
入り口の梅の枯木は、ちゃんと保存してくれるって思っています。



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