2015年3月29日日曜日

うそつきが好きです。


悪意
妬心
偽善
保身  ・・・・


十善戒の教えはどこに行ったのでしょうか?
大人の生き方は「汚い」って、餓鬼が訳知り顔に言うんじゃないよ。
子供が純真で無垢だとは、いまどき誰も思わない。
未成年者の「人格の可塑性」って、・・・少年法存立の基盤の考え方ですが、今や風前の灯。

しかし、大マスコミが大騒ぎするほど少年犯罪の「凶悪化」が進んでいるとも思えない。
警察白書(刑法犯少年の検挙人員の推移)を眺めれば(平成16年と25年の比較)

総 数: 135千人→ 56千人
凶悪犯:1600 人 790 人
知能犯:1240   880
風俗犯: 340   520

頭を使ったり色気づいたりって犯罪は増加傾向ですが、総数及び粗暴な犯罪は減少している。
たまたま耳目を集めるような凶悪・陰惨な事件を虚構を交え大げさに報道するから、誤解を招く。
いまどきのお子様は・・・まあ結構「賢い」のです。



クリスマスイブの夜、中学校の校庭に身を投げた少年
事故か事件か
不登校、イジメ、非行、暴力 ・・・大人社会顔負けの薄汚れた学校風景

真相を明らかにしても同級生の命が戻ってくるわけでなく、
色々ほじくり返せば、見たくもない現実を直視せざるを得ないって・・・・
でも、自分たちに降りかかった火の粉なんだから自分たちで何とかする
十不善業道に堕ちた大人たちには任せておけない。


まあ、かっこいいヒロインが生まれたものです・・・・藤野涼子

役名=芸名ってことですから、かなり将来を期待されています。
ちなみに・・・

三國連太郎
松田聖子
天地真理 ・・・なんかがそれに該当するし、それなりに大成しました。



藤野涼子さんが、大成するかどうかは・・・分かりません。
映画版では、母校の教師となって二十年後復帰するのですが、
原作では・・・どうも弁護士になったみたいです。


中学生のガキが、ここまで刑事裁判もどきが出来るはずもないが、
できるはずのないガキたちを使って、
宮部みゆきさんは、日本の小説史上最高の「法廷小説」を創りだした。
映画版では、後編で描かれるみたいですが・・・さあどうなるのでしょう(・・続)



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