2023年2月6日月曜日

君の名は(承前)

認められている
認められる

の僅かな違いのとてつもない大きさ。

法制審議会としてもなんか弁明あるいは釈明しないと不味いと思ったらしい。

つぎのような補足をリリースしています。



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前回会議において、、、「一般に認められているもの」に代えて「一般に認められるもの」とし、「氏名として用いられる文字の読み方として一般に認められるものでなければならない」とすることが考えられる、、、

 氏名の仮名表記の範囲については、社会において受容され又は慣用されているかという観点から審査することを想定しているところ、許容性の基準は、、、あくまでも社会一般によって形成されるものと考えられる。

こうした審査の性質を正確に表現するためには、「社会において受容され又は慣用されている」という表現と同様に、「一般に認められている」という表現の方が 適切であると考えられる上、戸籍の届出の時に「一般に認められている」かを判断するに当たっては、様々な社会情勢の変化等を踏まえ、その時点における許容性を判断することになる。また、「一般に認められている」については、法律における用例があるものの、「一般に認められる」については、法律における用例が見当たらない。加えて、法制上、「一般に認められている」読み方の場合には、例えば、氏名以外のものの読み方として実際に用いられている例に関する資料を疎明資料とすることが想定されるものの、「一般に認められる」読み方の場合には、そ うした疎明資料が観念しづらいと考えられる。

以上を踏まえ、従前と同様に、「一般に認められている」とする案を提案している。

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かなり苦しい(^^)

法制上の用例の有無なんかは理由にはならないし、大メディアの解釈も

サンケイは「キラキラネームは公序良俗に反しない限りなんでもあり」と言うし

東京新聞は「一定の制約をかけた」と評価している。

つまるところ「社会一般に受容または慣用されている用例」ってわかったようなわからないはなしだし、今から不毛の混乱が目に見える。


どっかのメディア掲載の表をお借りしてきましたが、セーフらしい読み方、、、これが?って目を疑う。

英訳がなんでも通るくらいなら、アルファベットの名前を認める方がまだマシだ。

山田SKY、、、はないかな(^^)


仮に受容され慣用されていればなんでもいいのか?

日本語の基本を逸脱してしまえば、文化の破壊だし言葉としてエレガントではない。然るべき場所ならば、赤っ恥かくのはアンタだ!

全然....肯定形の表現やラ抜き言葉を使えば、アタシならば知的水準に赤点をつけるし、採用担当ならば即刻退席を願う。


それにあんまり言うべきじゃないが、キラキラネームは傾向的に虐待されやすい(幼児虐待報道の被害者は大抵のキラキラ)といわれており、就職のハードルも高くなる(親の程度が子の水準を規定し易いですからねえ)

つまりネーミングライツの濫用に歯止めをかけないと子供が不幸になり、単なる倭語の乱れに止まらないのよ。


もう少し

漢字には音読みと訓読み以外に歴史的な蓄積を踏まえた人名に使われてきた「名乗り訓」なる特殊にして膨大な読み方の大伽藍がある。ある意味でキラキラネームよりも難解だし、キラキラなんかに依存しなくとも好き放題に、、、戸籍吏に文句を言わせない書き方や読み方ができます。


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