世間的に見ていかがわしいものは山とあるが、知能指数なるものも、そのカテゴリーに入ると思っている。
高ければ「頭が良い」。
間違いではないが、その言葉の意味づけが難しい。
知能とは「多岐多様な知的活動の特性」を言う。多岐多様と言うのが曲者で、測定方法が多岐多様を測りがたければその結果は意味をなさない。
巨大な知性の大伽藍(脳髄のこと)を隈なく測定できる方法があれば教えて欲しい(あろうはずが無いことの反語表現だ)
極めて単純に言えば、現在行われているIQ検査の結果とは、早熟度測定か母集団での偏差値かどちらかである。
天才たちのIQランキングというお遊びがあるのですが、300とか400とか馬鹿馬鹿しい数字が並んでいることはさておき「知能指数が高い=天才=人類の歴史への貢献度」を意味しないことだけは確かだ,
まずもって、音楽家が登場しない。
三歳で作曲が出来たらしいモーツァルト様が天才でないはずが無く、後世への貢献度の大きさはそんじょそこらの科学者の比ではない。
ゲーテやスタール夫人が登場しても、シェイクスピア殿のIQはどこをみても記載がない。
どっちが上かとかは言わないが、人類への貢献度はこの劇作家にしくものはない。
要するに、人文科学や社会科学的知性を測定出来るように設計されていない、置換すれば測定方法としては不完全だということだ。
ライス元国務長官は、アイビーリーグに飛び級で入学したほどの知能の持ち主ですが、彼女の公表されているIQは、たった136(六歳の頃の測定値)。再度言いますよ、たった!
外交官としての才能は、他国と不仲になることだけでしたから、まあ正しいのかも・・・・苦笑
最近の幼稚園や小学校でIQ検査をするのかどうかは知らない。
知っていることは、刑務所に収監される際にはIQ検査を必ず実施するらしいということ。
IQのレベルで収監する刑務所を決めているとも言われますが、よく分からない。
ただ確かなことは、その数値が世間水準よりも低位だと言われている。
家庭環境等就学環境にもIQ検査の結果は左右されますから、知力がないと言うよりも不幸な育ち方をしたという方が正鵠を得ている可能性が高い。
ということで、最強の治安対策は教育の充実という蝸牛庵の毎度の主張になるのです。
高度とは言い難い外国人材なくして倭國の経済は回らなくなりつつある。ガストアルバイターを入れれば治安が悪くなる。
就労ビザを与える前に「郷のしきたり」を教えて倭國の馴染みやすさを判断してから入国支度金を与えて、、、というのが一番良い。
コストはかかるが、治安コストに比べればさほどでもなかろう。
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