仮にも「秋乾き」ならば、じっとり蒸し暑い夏も終わりからりとした蒼天の秋。
当たり前すぎる風景だから季語にはならない。
俳諧の世界では、秋渇きあるいは秋渇く
食欲の秋というか、、、食べても食べても満たされない語感があります。
つまり、渇くとは、焦燥する飢餓感をイメージさせる。
80年代のスタイリッシュなバンパイヤ映画なんか誰も覚えてはいないだろうが、
アタシとしては、色々と学ぶべき点があったのです。
さて、、、秋渇くの俳句
さしたるものは見つからなかったが、この映画のテイストに合致しそうなのは
老いも死も 男が先や 秋渇く(能村登四郎)
吸血鬼とは、紳士や貴婦人でないと様にならない。
かの映画のヒロインは数千年を生きるが、「血を分けた」後天的なパートナーは数百年で朽ちていくから、絶えず新しいパートナーを探す必要がある。
その焦燥感が、Hunger、、、、渇き
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