松虫と鈴虫
鳴き声が違うし、鳴く季節も多少異なる、、、となれば、間違いや混同はあろうはずがないのだが(^^)
根拠不確かなネット雑学に依れば
時代により呼称が変わったとも、季節により呼称を変えたとも、、、単に縁語掛け言葉技法の都合により呼称を変えただけかも知れない。
待つならば「松虫」、鳴るならば「鈴虫」
古今和歌集仮名序にも引用される著名な和歌。秋部に読み人知らずとして収録されているが、多分貫之の作品
和歌の意味は説明の必要もないのだが、、、普通に詠めば、アタシを待っているみたいな「まつむしのオンナ」を訪ねてみようってことなんだが、謡曲「松虫」では、BLが主題だと、なんともキテレツ。
ゲイやレズビアンは今に始まった事ではないし、衆道の道は、それこそ貴族や武士の嗜みだし、いくらなんでも教科書素材にならないだけ
しかし、鑑賞に耐えうる文藝かと言われれば、、、、
この謡曲の舞台は阿倍野
曲の難度からして初心者の手には余る、、、が、おもしろいともなんとも(^^)
同じようなテーマならば、雨月物語の「菊花の契り」の方がはるかにドラマティックだ。
そう言えば、友情がテーマらしい「走れメロス」は教科書にあった。
未だに内容は覚えているが、文藝のかほりからすれば、この謡曲の方が品格が高い、、、が、悪貨が良貨を駆逐するのはよくある話だ。
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