2016年2月28日日曜日

ウワサの二人




LGBTやらレインボーのスローガンが市民権とまではともかくも、認知度は高まってきた。
しかし、50年代ともなれば、有責配偶者の道徳条項に該当するとまで言われた。
そんな時代。

あのパトリシアハイスミスの自伝的小説らしいが、彼女って映画原作本作家程度に思われている。
純文学風小説も手がけるものの、版元はビジネスチャンスとは考えないようで翻訳に力が入らない。
ざっと以下が映画原作の代表例

見知らぬ乗客
太陽がいっぱい
アメリカの友人
ギリシアに消えた嘘

そして、キャロル

トロフィーワイフの立場に満足感がないキャロルと高級百貨店店員のテレーズは生甲斐喪失症。
そんな二人の偶然の交点は、波紋と困惑を生む。

安心してみてられるハリウッドの名女優の競演。
保守性に何かと批判が多いが、この手の世界はもはや
無視できるものではなく、女優の造りものらしからぬ演技も時代の空気感。
それに今の時代の映画ですから、世間の逆風には負けない。

昨今の女性映画の傾向としては、

薄幸の美女
良妻賢母

は求められず、ひたすら強い女性。
チョット食傷気味(笑)ではあります。




ちなみに、LGBTがテーマになる映画はそれなりにオスカーノミネートをされています。

L:キャロル
G:ミルクとかダラス・バイヤーズクラブ・・・・
B:ブロークバック・マウンテン(2006年)とかたくさん
T:リリーのすべて(これも今年のノミネート)



ハリウッドは白人男性映画ばかりが席巻しているってある種の偏見。
倭国の映画事情のほうがはるかに後進的です。
それを思えば、浪速の地は映画文化周回遅れ圏とバカにされますが、
日本で最初の薔薇族映画上映専門館である「梅田ローズ劇場」を有する、辺境的先端地区なのです。
残念なことに(?)閉館となり、人知れず涙ぐんでおりましたが・・・・


ミナミは、新世界(あの「魔界」の近くですよ)
「日劇ローズ」という専門館が開館したんだって!
これは知らなかった・・・あの辺りは箱根の向こうの客を案内するときに足運ぶだけ(笑)なもんで












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