2016年2月15日月曜日

プロ映画鑑賞家の極私的な映画の選び方



某映画祭つながりのメンバーによる昨年度のベストテン投票結果が
でました。
公開目的でやっていることではなく、仲間内の楽しみですので
詳細な公開はしません。

差し障りのない特徴点だけを言えば

映画検定ホルダー達・・・つまり「映画鑑賞のプロ」によるベストテンです。
邦画と洋画のジャンル分けをしません
参加者は70名弱
ベストテンに選出された延本数は170本強

で、結果ですが・・・・
ベストテンには、洋画が7本、邦画が3本。
興行成績とは別に、ベストテンに入れようかって映画の品質はやはりそうなります。
まあ、一般的なベストテンと大きく変わるものではなく
順当な結果ですので、この限りではプロ鑑賞家であっても極私的とまでは言えない。
第1位の作品は30名強が個人のベストテンに入れています。
しかし、平均点がトップでもない。少数が高位につける作品があるのです。
満遍なく支持を集めると同時に一部から強烈に推挙される映画が・・・
良いかどうかはべつにしても、昨年のベスト映画ということになる。
第1位と第2位の得点差はたった5点。
平均点は第2位が上。
採点ルールによっては逆転してもおかしくはない。

しかし、年間千本近い公開作品から選ぶわけですので、良し悪し以前に
観客の目に触れることのほうが大事である。
全体のうちで100本内外はたった一人しか選ばない。
二人だけが選んだのが30本くらいで、三人が20本。
別の機会でも書きましたが、品質よりも露出度といういささか嫌な結論が
導き出されますが、映画とは優れて資本主義的な存在ですので当然と言えば当然。
それをよしとするかどうかは意見のあるところである。

以下は個人投票行動の説明
まず結果として鑑賞した本数は50本しか有りません。
この程度で投票するのはいささか恥ずかしい
基本的に大衆人気が出るであろう、なんとかベストテンを賑わしそうな作品は
予めオミットしました・・・・が、一作だけは忍びなく第十位としてします。
得点が1点ですから、影響はまずない。
しかし、僕しか投票しないって作品は、たった3本ですし、僕以外もう一方を含めても
たった5本。
マニアックで天邪鬼投票の甲斐はなかったようです(笑)


集計作業に汗をかいていただいた事務方のみなさんに多謝。
次回も参加します。





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