2016年2月13日土曜日
徴用って死語だと思ってました
映画に登場するセンターの職業は、それなりに人気職種である。
中には、全くと言っていいほど消えてしまった職業・・・
マドロス
まあ知らないわねえ(苦笑)
船員を意味するオランダ語だとさ。
邦画全盛期には、外航船員はある種「あこがれの職業」でしばしば登場したものだが・・・
かつての「商船大学」・・・東京と神戸にありましたが、いまや似て非なる大学と合体ないし吸収。
需要を反映するというか、人気がないというか・・・国家施策として「安全保障上の海運保護」が
希薄だということでしょう。
言うまでもないが、海上輸送は倭国の物流の生命線ですが、実態としての海上輸送力は脆弱である。
世界に冠たる海運国には違いないが、日本船籍の船舶は少ない。
税金対策ということで、多くはパナマなんかが船籍(日本の固定資産税って高いんでしょうねえ)
世界の一割の船団を有するが、船員の数はたった5千人(世界中にマドロスは120万人らしい)
要するに、外国人船員が運行する外国船籍の船舶が倭国の海上輸送を支えている。
ちょっと補足すれば、内国専用の船舶は、日本の造船所建造+日本船籍+日本人船員以外の排除を
ルール化しているので、外航だけとれば、もっとミゼラブルになる。
為替の影響をストレートに受ける業種ですから、コストのドル化は避けて通れないが、
あまりと言えばあまり・・・
有事の際に、船籍の影響はないだろうが、外国人船員が逃亡しちゃうって有りげな話。
運航ができなくなってモノが入ってこなくなっても知りませんよ。
民間船員の予備自衛官化が議論を呼んでいるようですが・・・
それ以前に運航の基盤体力を強くすることが大事だし、
自衛隊OBの予備自衛官が充足できないからって、
ストレートに民間に下駄を預けるもの如何なものか
要するに「戦時徴用」であり、太平洋戦争中のイメージが悪い。
護衛艦もろくにつけずに支那海の物資輸送に従事させたんですから、
潜水艦の餌食になるのは当たり前で、日本の海運業は修飾抜きで「土崩瓦解」してしまい、
戦後は文字通りゼロからの出発だった。
バカ高い正面装備におカネをかけるだけじゃなくて、こんなところの予算を
充実しませんと、折角の装備が張子の虎になる。
少子化とか安保法制の影響もあるだろうが、石原さんのいうように最後は「カネメ」
人は石垣で城なんだから、ドカンとお給料だせばいいのよ。
当然役立たずは、下げますし、嫌なら辞めたらいい。
国防費のうち、人件費は2兆円程度(海上自衛隊だけだと4千億円くらい)
10%上げても、新国立作る程度ですみます。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿