2018年7月11日水曜日

ヤコブの原福音書



歴史的な史料性が高くとも、外典と決めつけられればそれまで。
しかし、あくまで宗教の話です。
正典は世界的なベストセラーですが、外典を読むのは大変
廉価に出回っていません。
講談社の文芸文庫が唯一だが、なんとも読みにくい。
スピンオフ版だという事で誰にも平明に手にふれるように
すべきだし、そうすれば信者が増えるとは言わないが理解は深まる。

ヤコブの原福音書

コンテンツを大胆に言い切れば「聖母マリア記」
初めて知った(僕だけでないと確信がある)衝撃の事実の数々

マリアの両親は誰?
裕福だが無学のヨアキムと聡明だが不妊症のアンナ(ハンナ)だって

今と違い子無きは大変な問題で、ヨアキムは40日間
荒野を彷徨い子授かりの願掛け(聞いたようなエピソード)

帰宅すると...
アナタ!お粥じゃなくて子供ができたわ(^^)
やっぱり精霊で身ごもったのでしょうか?

マリアはスクスク成長中で、アンナから
学問と裁縫の厳しい指導を受けます...のはいいけど
本来なら学問の方はヨアキムの担当だよなあ

適齢期になったマリアのお婿さんを決める日
なんと歳とった男やもめの中から大工のヨセフが選ばれた。
若い子だと処女性保護に不安があると解釈されています。

ヨセフはハネムーンもそっちのけに大工の出稼ぎ単身赴任
マリアは、義理の息子達と留守を守りながら針仕事に精を出します。
義理の息子達の年齢が不明ですが.....(当然間違いなんかおきません!)


以降の受胎告知からのエピソードは正典に詳しい。
なんともさまざまな示唆にとむのですが、
かの民族は母系だったのですかねえ。
父親は二代続けてなんとも役立たず...
まあ、オンナはオトコの代わりができますが、
逆は難しい。
今も昔も変わらない真実のようです。

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