2018年7月30日月曜日

パーマネントはやめませう


イスラエル建国の闇の部分はよく解らない。
委任統治者たる英国は責任を放棄し、発足間なしのUNが
大役を引き受ける事となった。
すったもんだの勧告案(分割建国案➕聖地)が、事前の票読みに反して番狂わせの採択。
そして、48年にイスラエルの建国となった。
イスラエルの存在を全否定するアラブ(エジプト、ヨルダン)は、
幾度もの中東戦争を仕掛けるが、利あらず今に至る...
要するに、歴史的に自国領土だと思ってますから、イスラエルはもとより
パレスチナ国すら認めたくないという偏狭なナショナリズムの結果もつれた糸はさらに...

今になってよく読めば、当時のパレスチナ地域は
イスラムとキリスト教徒(所謂二大宗派外)の住処で、ユダヤ人は超少数派
順次グロリアスバスターズの手で次々と難民が到着するが、
本来は多勢に無勢のはずが...

本当にシオニスト運動の力は凄い。
某超大国の指導者は、ユダヤは票になるがアラブは
なんの役にも立たん...
ソ連が賛成票を投じた理由もそんなところもあったのかも
表面的には厄介なロシア国内のユダヤ人の移住先確保だとされます。
気の毒なのは、パレスチナ人。
周辺アラブ国まで冷たい仕打ち
過激な行動な走るのも当然とは言わないが、止むを得ずって一定の理解。


ガザ地区は、パレスチナ自治区の飛び地です。
海とイスラエルに囲まれたなんとも不安定で悲惨な有様。
住民の多くは難民であり、ヒトザルが住む環境としては最悪の部類。

そんななかでも日常生活はあるわけで、
ロシア移民の女性が経営する美容室での順番待ちの間の井戸端会議が
唯一のくつろぎ場所。
ビジャブをとり、髪を染め、マニキュアをして...
しかし、外は騒乱と暴力の世界。
ビジャブをかぶらないと女性が生きていけない世界。

面白い舞台設定ですが、どうも映画的にはごちゃごちゃし過ぎる。
それでもどっこいオンナ生きてます!
主題はそれだけなんだから、
苛酷な映画制作環境だとは思うが、だからこそ残念なのです。

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