2018年7月28日土曜日

グロリアスバスターズ(2)



ユダヤ旅団からなるグロリアスバスターズのナチス狩り
虚しい所業だと悟るのに時間はかからない。
復讐をしても死んだユダヤ教徒が蘇るわけではない。
今風に言えば、未来志向に路線転換。
ユダヤ教徒難民をパレスチナに移送する活動を開始した。
しかし、複雑な政治問題が絡み、委任統治主体であった英国は責任放棄し、
関係国はいずれも及び腰
どういう裏工作があったか知らないが、移送は大成功。
イスラエル建国が認められて今に至るが、パレスチナ問題は未だ未解決。


書けばこれだけの話なのですが、ヨーロッパ各地から難民をイスラエルまで
移送するプロジェクトは、現代の難民救済問題同様に大変なものであったようです。
モーゼの出エジプト記に暗喩されたような出来事が数多あったことは
容易に想像できます。

ユダヤ旅団がイスラエル建国に果たした役割は
決して小さいものではない。
ユダヤ旅団のドキュメンタリーを読みながら、
格好の映画素材ではないか!と思ったが、既にどこかのスタジオが
つばをつけているようです。
昨今の難民問題を投影すれば、なんとか映画賞は確実だが....
政治リスクの前にはたじろぐらしく、本プロジェクトの進捗は
聞こえてこない。

迫害されるストーリーには因縁をつけ難いが、
以降の難民化から建国となれば、相当に微妙です。

0 件のコメント:

コメントを投稿