2019年8月22日木曜日

楽家十五代



初代長次郎以来の楽家当主の全作品を保有している方を
存じ上げます。
まあ名人も居れば単なるバトンランナーも...
言うほどたいそうとも思わない。
黒楽が十五個も並べば、禍々しい。
しかし、この当代はいささかエキセントリック。
アタシ的な茶道は合理主義の権化ですから、
手さばきに困るような茶器は論外。ガラスケースの向こうが
お似合いです...が、使いこなしたいって気になる茶人もいるだろう。
息子さんがおいでで早晩十六代なんだろうが...苦労するわなあ
親父さんはやり過ぎた。


琵琶湖畔の佐川美術館
あの「闇の飛脚」と楽家って...まあ追及はしない。
メディチ家やボルジア家とルネサンス芸術家の関係みたいなもの

収蔵物は貧弱。
平山郁夫に佐藤忠良...しかし、当代楽の作品と
彼の手になる茶室は一見どころか二見以上の価値あり...
五年がかりの大作、ベネチアにしつらえたような茶室。
ほぼほぼ水面上あるいは水面下の茶室...

美とは危ういものって...いっちゃなんですが、千家御用の
出入り職人の不敵なまでの自己主張
これ以上は、口にしない。
白足袋組にはまかれろが処世術(^.^)



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