2019年8月10日土曜日

ダークヒーロー 2.0




様々なランキングでも必ず連単や三連単に絡むのが

ハンニバル・レクター

トマスハリスが作り上げた稀代の悪役
最初からセンターを張っていたわけでなく、刺し身のあしらいに
過ぎなかったが、セイダンハフタバヨリカンバシ
ライトサイドのヒーローが地団駄踏んで悔しがるエレメント満載

氏素性が上級(イタリア貴族の末裔)
数奇過酷な流転の青春(絵に描いたような貴種流離譚)
天才的な知力(六歳で3ヶ国語マスター)
藝術への深い造詣(美術、音楽、建築)
医学博士(と思いますが、パリの大学でとったみたい)
アスリートとしてもそれなり(ナイフというかメスさばきは絶品)
オシャレ(絶句するばかりな香水の趣味)
グルメ(人肉喰らい)

最終作を含めて四つの作品に登場。

遠景(レッドドラゴン)
ヒロインのFBI捜査官とツインピークス(羊たちの沈黙)
圧倒的にフロントランナー(ハンニバル)
ダントツひとり旅(ハンニバルライジング)


そして十数年振の新作新シリーズ(かは不明)

カリ・モーラ

ヒロインの名前ですが、コロンビア出身でフロリダ住まい
不法移民ではないが、怒鳴る度がその気になれば国外退去されるかもしれない。
凄惨な幼年期を過ごし、その時に習得した技術が
身を助ける....

相対するダークヒーローは

ハンスペーター・シュナイダー

ドイツ系の人体解体、臓器密売、残骸溶解業者
ハンニバル並みに猟奇的であってもエレガントかどうかは...
ゴルトベルクや雨に唄えば..なんかを口ずさんでっていうシーンは
なんかの亜流。
シリーズ化されれば、明かされるのだろうが、作者は稀代の遅筆家
あてにしない事にしよう。
映画化権は争奪の真っ最中だろうが、よくわかりません。

買い手は有るだろうが、相当換骨奪胎しないと絵にならない。
ちなみに、このサイコ野郎はカリに返り討ちにあいます。
小説の記述を信じれば、生き返るはずがない。
頸動脈を切り裂かれ、脊髄に鉛の弾を撃ち込まれた...

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