2019年8月1日木曜日

源兵衛渡






難波の稽古場(能楽堂)が改修の運びとなり、
当面九条あたりの私設舞台を借りる事になった。
鋼材二次製品の加工販売を生業とするオヤジさんの道楽の名残。
大坂城や難波宮跡界隈からすれば場末下町下品な街だと
思われているが、能楽自体昔は賀茂川の河原の筵かけ芝居
権門に阿り、式楽の座に胡座をかいていたから今の体たらく
人気の狂言師も政府御用に舞い上がらず、
権力者の寵愛をうけた芸術家の果てに想いを馳せる方がいい。


まあ戯言はさておき、アクセスが困ったなあ。
阪神間からならば、阪神なんば線で一本だから楽ちん
しかし、寒村陋屋からだと、西九条乗換...
たった一駅なんだから、余計に面倒

しばしの思案...そう言えば
アタシって半世紀くらいまえに西九条界隈で菜っ葉服着て
汗まみれ、油まみれで働いていたから、土地勘があるのだ❣️
西九条から、源兵衛渡しなら九条までそぞろ歩き
それも九条商店街を抜けていくから、傘要らずで多少は涼しい。


実は渡しといっても、川底の地下通路。
かつては本当に渡し舟だったらしいし、
架橋の時代もあった。
エレベーターで川底まで降りて...また上がる。
階段もありますが、昇降はかなり難儀。
昔は自動車も通行したが、今は歩行者と自転車だけ。
九条商店街は多少シャッター通り化したが、
この渡しだけはご盛況。
有料の記憶があるが、いまはフリーです。
地下通路はかなり怖い雰囲気もありますが、ちゃんと警備員さんがいます。

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