2020年5月27日水曜日

余生に「コーラン」を読む



御贔屓のリアル大型書肆が再開したもんで、
祝儀替わりに購ったのが間違いの元かも...
文庫本三冊の分量はちと重い。
巣籠もりから近々解放されたら、小屋に舞台にコンサートホールと
忙しいのに
しかし、三大世界宗教の教典を読んでもいないんじゃ、
あの世で肩身が狭い(^.^)

あれこれ悩んだ末に、岩波文庫版にしました。
理由は簡単で...

クルアーン
ムハンマド
アッラーフ

なんて今風の表現に馴染めないもんで、
井筒俊彦氏の昔ながらの表記が落ち着くし、
多少乱暴風ながら平明な口語訳だ。
しかしなあ...
最初から、ALM に躓く。
アリフ・ラーム・ミームなる神秘的な真言
般若心経でいうところの

羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶

みたいなものかしら?
コーラン学者もサジを投げているらしい。
そもそも「呪文」に意味はない。
なんかよく知らないが絶大な効能があると信じる事だけに意味がある。
あえて意味説明をすれば..「神さまだけが知っている言葉」ってのが正解❣️


井筒訳も、原典がそうなってるからだろうが、
耳慣れない固有名詞の山で往生します。
初出の際には、注記がありますが、ちゃんと記憶しておかないと
先々で意味不明になる。

例えば...以下読書人の空想能力を問う問題
一体誰のことだ?

ムーサー
ヌーハ
マリアム
イーサー
ジブリール
ミーカール
スレイマーン
イブラヒーム
シャイターン


正解は...しかるべき時に



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