当たり前に知っている事をスクープのように書かれても困るが、
アタシが知らない「史実」も結構披瀝されています。
戦後史は、対米自主路線派と追従路線派のシーソーゲームみたいなもので、
醜聞やらで短命に終わった内閣は前者である。
つまり、長期政権即ち盲従派だと言うことは今更のこと。
しかし、なんでもかんでも「YES」って、あんまりだし
その為に面従腹背とか、政策には対策なんて
生活の知恵があるのだ。
戦後の始まりは、八月十五日ではなくて、九月二日のはずですが、
終戦の詔勅は誰でも知っているが、
本当に知るべき降伏文書を読んだ向きは少ないし、
更にその翌日の日付で布告される(はずだった)
マッカーサーの三布告...なんか初めて知りました!
今更ながらですが、よくぞ毅然と対処してくれたと思いますし、
対面が対米盲従派でなかったことは僥倖という他はない。
以下原文の抜粋
布告第一号
第一條
日本帝國政府ノ..総テノ権限ハ爾今本官ノ権限ノ下二於テ
施行セラルル...
第五條
軍事統制期間...英語ヲ以テ公式語トナシ...
布告第二号...占領軍裁到所ノ有罪到決ヲ俟ツテ死刑若クハ
裁到所ノ定ムル其ノ他ノ刑罰二処ス
布告第三号第一條
占領軍ノ...軍用補助紙幣ヲ以テ
一切ノ公私「圓」債務ノ支彿ヲ爲シ得ル日本二於ケル法貨トス
戦争に負けて無条件降伏をすると言うことは、
かくも惨めなことなんですよ
布告をかいつまんで言えば...
GHQによる直接の軍令統治を行い、その際には英語を用いる
軍令統治違反はGHQの軍事法廷で裁かれる
GHQの軍票を法定通貨とする
よくぞ重光葵外務大臣はマッカーサーを説得してくれたことです。
盲従派の吉田茂でなくてよかった。
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