2020年5月7日木曜日

陰謀外交論(その2)





当たり前に知っている事をスクープのように書かれても困るが、
アタシが知らない「史実」も結構披瀝されています。


戦後史は、対米自主路線派と追従路線派のシーソーゲームみたいなもので、
醜聞やらで短命に終わった内閣は前者である。
つまり、長期政権即ち盲従派だと言うことは今更のこと。
しかし、なんでもかんでも「YES」って、あんまりだし
その為に面従腹背とか、政策には対策なんて
生活の知恵があるのだ。

戦後の始まりは、八月十五日ではなくて、九月二日のはずですが、
終戦の詔勅は誰でも知っているが、
本当に知るべき降伏文書を読んだ向きは少ないし、
更にその翌日の日付で布告される(はずだった)
マッカーサーの三布告...なんか初めて知りました!
今更ながらですが、よくぞ毅然と対処してくれたと思いますし、
対面が対米盲従派でなかったことは僥倖という他はない。

以下原文の抜粋

布告第一号
第一條
日本帝國政府ノ..総テノ権限ハ爾今本官ノ権限ノ下二於テ
施行セラルル...
第五條
軍事統制期間...英語ヲ以テ公式語トナシ...


布告第二号...占領軍裁到所ノ有罪到決ヲ俟ツテ死刑若クハ
裁到所ノ定ムル其ノ他ノ刑罰二処ス


布告第三号第一條
占領軍ノ...軍用補助紙幣ヲ以テ
一切ノ公私「圓」債務ノ支彿ヲ爲シ得ル日本二於ケル法貨トス


戦争に負けて無条件降伏をすると言うことは、
かくも惨めなことなんですよ
布告をかいつまんで言えば...

GHQによる直接の軍令統治を行い、その際には英語を用いる
軍令統治違反はGHQの軍事法廷で裁かれる
GHQの軍票を法定通貨とする

よくぞ重光葵外務大臣はマッカーサーを説得してくれたことです。
盲従派の吉田茂でなくてよかった。

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