2020年5月19日火曜日

種馬の選び方....


名馬は常にいるが、伯楽は常にいるものではない。
けだし「才能」を見出すとは困難なのだ。
世の中には、才能がありながらくすぶっているヒトザルもあまたいる。


近衛新体制で提唱された「結婚十訓」は、ナチスの「夫えらびの十ヶ条」の
換骨奪胎版であることは昨日の通りなんですが、
折角探し出して、いたく感動したものだから再説します。


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1 ドイツ人たることを自覚せよ
2 精神と魂の純潔を保て
3 身体の純潔を保て
4 遺伝上の欠陥がないのなら、独身でいてはならない
5 愛情のためにのみ結婚せよ
6 ドイツ人として配偶者にはかならず同種あるいは類種の血の者を選べ
7 配偶者を選ぶときは、その先祖を調べよ
8 健康は外見的な美しさよりも重要である
9 結婚相手には遊び友達ではなく伴侶を求めよ
10 できるだけ多くの子供を望め

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比べることでもないが、ヒトラー政権の方が
近衛新体制に対して格段に政策目的性や哲学性が高い。
まずもって比較すべきは「夫選び」というフレーズ
ナチスは、田布施の不忠の晋と同じで...
WW1で多くの若い男性を失い、ワイマール体制が保証した
女性の社会進出を嫌悪し...女性は台所に帰り
子育てに励むことを多角的に奨励した。

子育ての主役は女性であるから、種馬を選ぶのは女性の特権
種馬は、愛情を注げる生涯の伴侶に相応しい健康なアーリアンで
あらねばならない...
いわば、伯楽のマニュアルがこの十ヶ条❣️


この十ヶ条だけで出産率が劇的に向上した訳ではない。
若い夫婦(専業主婦且つアーリアンに限る)ならば、
労働者の平均年収の二割程度に相当する商品券が貸与され
子供ひとり出産毎に25%づつ返済額が減っていく。
因みに、財源は独身税なる...いまならば到底容認されない収入が充てられた。
また子供ひとり毎に課税所得を15%減じる(六人以上になれば所得税なし!)

なんでもそうだが、少子化対策ってチマチマ・ケチケチやってもダメなんですよ
ナチスの若い夫婦手当(貸与額)は、
今の日本ならば、年間百万円程度
同様に五十万円くらいの所得税と住民税が最大でゼロになる!

夫婦だけの世帯が一千万くらいですから、役に立たない色んな事業を絞り込めば
その程度の財源はなんとでも....なるかなあ

少子化対策も女性の社会参画も遅々として進まない...
のでなくて、やる気とか興味がないのだろう
選挙効果もないからだ。


まあ、結婚観や家族感の多様な時代にナチス的子供政策が
共感を呼ぶとは思わないし
裏側の優生学的政策はまさに反社会的そのもの。

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