最晩年の作品である「ヘンリー八世」
初演時には、All is true
なんだか含蓄ありげで、そのままこの映画のタイトルになった。
ロンドンで成功をおさめたシェイクスピアは、
ヘンリー八世上演時の不慮の火災でグローブ座は全焼
止む無く故郷に帰ってからの家族の物語。
アタシが貪り読んでた時代は別人説が結構勢いがありましたが、
いまや似非文学史のたぐい。
一部に合作があっても、劇作家としての盛名を疑うものはいない。
著作権云々のない時代。
他人のモチーフや台詞を相当に転用したらしいが、
名台詞として今に語られるのは作品自体が素晴らしいから...
映画の名台詞ランキング上位も、尽く傑作映画の台詞ばかりのと同じ事。
忘れられた原作者も、語られる事なく文芸史に名をとどめたのですよ。
しかし...歌舞伎や文楽の名台詞は、美文調は同じでも決めセリフなんですが、
シェイクスピアは、人間と人生を慨嘆します。
同時代の大衆演劇には変わりがないが、この違いはなんだろう。
シェイクスピアは映画の素材の宝庫
手を替え品を替え...
原作に忠実な正統派
大胆な意訳
換骨奪胎翻案
スピンオフ版
しかし、シェイクスピア自体が登場する作品は少ない。
若かりし頃ならば、
恋に落ちたシェイクスピア
鉄板素材のバックステージものでもあり、名作の誉れも高い。
そして、晩年を描くのが、この「シェイクスピアの庭」
どちらちも、大女優のジュディ様が登場あらせられます。
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