2020年5月4日月曜日

柚月裕子さんのこと


ゆづきゆうこ...と読むらしい。
柚なんて「ゆず」の柚
漢検準一級ランクの漢字らしいが、余計な事を考えすぎた。
ご近影、出身や生年月日は公開されてます。
美人にみえます
しかし、柚月裕子が本名かどうかは分からない。
学歴も不詳...
主婦作家なのは確か。

推理小説分野で「狐狼の血」シリーズは、警察小説の金字塔...
版元の毎度のセールストークですから
真に受けるものではない。
たまたま、役所広司と松坂桃李でバイオレンス満載に映画化され
それなりにヒット...この二人で当たらないはずは無い。
お話的には、仁義なき戦いのテイストで、あの「県警対組織暴力」の焼き直し



オンナには不向きな感覚でこなれた警察小説を書いてますが、
圧倒的な筆力とまでは言わない。
今時の警察小説の舞台は、組織犯罪対策部門
かつての捜査第一課は見る影もない。
一人頑張るのは本庁の姫川玲子警部補だけ...
新宿の鮫島警部は、生活安全課ですが、
上野署の八神瑛子警部補同様に主戦場は893相手。
凋落する日本ヤクザよりもマフィア化した三国人が、
当面の敵。
しかし、彼女の描く広島あたりはまだまだ長閑で
地場がのし歩いています。
多少時代遅れ感ありますが、よくしたもので時代設定も
近過去です。
第一作は昭和五十年代半ば
第二作はその後日談で昭和から平成あたり
そして第三作は、第一作の前日譚と第二作の後日談
ダブルチーズバーガーのパンみたいですが、
あいだにたくさん挟めば美味しくなるとは限らず
食べにくいことだけは確か。

0 件のコメント:

コメントを投稿