一般には「まずはお手軽な処から手がけると良い」と言う古事成語だとか。
しかし、事の由来からすれば多少「意訳」に過ぎませんかな?
春秋戦国の頃、燕の王(北京あたりの地)に優秀な人材の集め方を諮問された郭隗が曰く
先ずは凡愚なヒトザルを採用し重職につけなさい。
そうすれば、彼奴でも重用して貰えるならば、俺様クラスならば....
と良い玉が殺到します!
だから、最初にこのアタシを起用する事です。
要するに、就活で自分を言葉巧みに売り込んだって事ですよ。
昨今の就活で、採用担当者にかように売り込みなさい!ってアドバイスも聞いたことがないし、まずもって意味すらわからない担当者の可能性が高い。
この程度の知識もないような採用担当者のいる会社なんかはやめた方が自分の将来の為だし、面接とは会社が評価される場でもあるのです。
海兵隊の人事マネージメント読本を読んだ細やかな記憶では...
一番優秀な奴を採用担当者にせよ!
はなしを戻しますが、郭隗が採用された反応は反作用だったかも知れない。
つまり、人をみる目のない君主に仕えるとロクなことはないとか.....
史実では、郭隗の進言に従った昭王の元、ベストアンドブライテスト集団が形成され、燕の国は隆盛を極めた.....が、この名君亡き後は暗愚な王のもとで衰退の道を辿った。
トップの最大の仕事は次の優秀なトップを育成する事だと言われますが、結局はあまり名君でもなかったみたいです。
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