極私的プロ映画鑑賞家の不得手分野。
そもそもサッフォーリズムなんか理解できるわけがないが、この手の映画が多くなった。
敬して遠ざければいいのですが....知らない世界ほどこの歳になっても、いやこの歳になったから知りたくなる。
アンモナイトの目覚め
燃える女の肖像
オンナ二人の凄まじい葛藤劇なんですが....
まあ藝術性からして(実際は個人的な好み)後者が圧倒的に上。
前者は対戦相手が悪かったと思って諦めるしかない。
アクトレスとしては圧倒的にギャラを含めて前者。
まず、ケイトウィンスレット
オスカー女優ですが、名優だとはおもいますが、感情移入は難しい。
かたや、シアーシャローナン...全てに近く作品を見てますが、更に感情移入は無理無理無理
いずれもが、男社会からはじき出されたオンナのある種の恨みが基層にある。前者は特にそうだ。
事実は時代背景的にその通りなんですが、スカートの裾を踏んづけてるのはオスだけじゃないのよ。
時代は19世紀な男社会の中の古生物学者あるいは画家。
名声が剥げ落ち、海岸の化石土産物店で糊口をしのぐメアリーアニングと心を病んだセレブ妻の交情。このエピソードが実話かどうかはしらない。
後者は孤島に住む娘のお見合い肖像画を描きに来た画家のはなしだが、これはフィクション。
いずれも「クルーべの波」みたいな映像が心象風景に重なります。
アタシは生物よりも美術のほうが好きですが、
ケイトとシアーシャの濡れ場期待の方は前者へ