桜が終われば、すでに初夏どころか真夏ですよ。
衣更なんて美風も廃れた。
名題は、近江蕉門の河井乙州の俳句。
なかなか粋(スイ)ではないか
ウィキペディアでの代表作には取り上げられてはいないが、それは選び手のセンスの問題。
クールビズが悪いとは言わないが、夏だからと崩れてだらしない着こなしは男の値打ちを下げる。
夏こそ衣冠を正し、、、が佐々木道誉のような婆娑羅ファッションはあまりに嫌み。戦場に赴く華麗なファッションは嫌いではないもののあれは戦闘服という死装束。
平時には向かない。いわゆる勝負服です。
むしろ、箙に梅一輪を指した梶原景季の方が凛々しいのだ。
赤地の錦の直垂に 唐綾威しの鎧着て....(平家物語)
無作法な義仲みたいな木曽の山猿でもまことに凛々しく見える。
この文章のあと、、、粟津あたりで側近の今井四郎と情死さながらに討ち死にしちゃうのです。
巴御前なる奥様がいたはずだが、一緒に死ぬ程は愛していなかったらしい。
戦記文学はひたすらLGBTの世界、、、なの?
そもそもクールビズは「衣替え」とは似て非なるもの
常在戦場なんて息苦しいのはお好みではないが、本来的な「戦場」においてはやはりそれなりのスタイルがあるのですよ。
だが、真夏だからと嫌々ネクタイを締めればよいってものじゃない。だらしない結び目は論外。崩し着ルックが似合うほどのファッションセンスって最高難度なんだよ。
ワイシャツの第一ボタンをきっちりと隠すように左右対称のウィンザーノットで締め上げるのがいちばんの初心者向け。
固きカラーに
擦れし喉輪のくれないの
さらば
とは 永久(とわ)に男のことば(塚本邦雄)
この時期だけの花水木柄のネクタイ、、、しかし、最近はまずネクタイは締めないなあ(^^)
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