2023年4月10日月曜日

日本左翼史

 



講談社ばなしのついでなんですが「真説日本左翼史」を流し読む。
講談社現代新書版なんですが、タイトル的には立川文庫みたいというところがけだしけだし

コミュニズムの歴史なり解説に関しては

日本共産党の研究
中核対革マル
新左翼運動全史


が一般教養書として、、、最初の二つ、立花隆氏の著作(いずれも講談社文庫版があります)を読めば充分だし、食い足りなければ、最後の蔵田計成氏(新左翼の職業的革命家)のかなりマニアックな歪んだ史書が反面教師の役割も果たします。

しかし、さいごの書籍は稀覯本寸前です。



しかしこの対談録は、非共産党系左翼政党について知らない事を教えてくれます。

マトモな日本社会党史なんてまずないし、政権交代を目指さない政党なんか歴史に登場すべきではない、、というか、そこまで堕落したから消えていくのよ。

社会党の興亡って実に面白い。

非共産党系左翼の野合政党ですから内部は侃侃諤諤。しかし、カネやポストではなく外交政策論争から左派と右派に分裂するなんてまことにレベルが高い(^^)

社会党の議員なんて労働貴族の隠居仕事で単なる祭りの神輿。足腰とアタマは職業的革命集団である社会主義協会が一手に支えていた。

が、その勢いが減退というか純化された良質の部分がマルクスレーニン以外のコミュニズム(ローザルクセンブルクとかトロッキー)を掲げて分離し始めて以降、自分で考えることが苦手な議員連だけじゃ迷走し没落してゆく。

自民党と雀卓を囲み色々やりとりすることは何も言わないし、連立もまあ我慢してもいい。でも首班となっちゃ絶対にいかんでしょう。

総理大臣は防衛組織の最高指揮官ですから自衛隊違憲論や安保条約なんかと折り合いがつけようがない以上あとは自壊の道。



因みに共産党は名題(ロシアのことわざ)の通り内部の見苦しいところは外部にはみせない。勝手に見せると分派活動で除名。

日本共産党史なんて枚挙の暇なしなんですがねえ。大抵は批判的、、、って言うか、悪様に言われるような所業ばかり。

このはなしは知らなかったが、樺美智子死亡(虐殺か事故かはさておくし、肩書を正確に書けば、東大在学中の共産主義者同盟所属の革命家)の際に中共からの弔慰金(当時で一千万円)をくすね、非難の嵐の中で五万円だけを香典で差し出した、、、、らしいってかなり高名な評論家さんが(^^)

日共ってさもしくもピンハネまでやってたのかよ😫


しかし党公認史書ではあれこれ、、、ああ書かれたらこう言うの山々。

例えば、あの宮本顕治

獄中で拷問に耐えながら完黙を貫いた不撓不屈の闘士って🤭🤭、、、彼は治安維持法だけで逮捕されたんじゃなくて、査問というリンチ殺人の容疑でも裁かれたのよ。政治思想犯というよりも刑法犯。「獄中で拷問に耐えながら完黙」は間違いではないが、単に口を開けばヒト殺しがばれるからかも



おかげで、確定判決では傷害致死。

よく「殺人犯」と言われるがそれは間違いなことだけは確かだと名誉の為に(^^)



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