愁いなんて、いつの季節だって、、、、
なんとなく物憂き春の頃とかなんとかなんですが「春の頃」とは季節よりも「世代」を意味する語感が近代的なこの使われ方
だっから王朝詩歌素材ながら、JPOPSにも.....
春愁でネットサーチすれば、この楽曲関連が大ヒットしますから、それなりに売れているのかな?アタシは知らんけど
さかづきに 春の涙を そそぎける
むかしに似たる たびのまとゐに(式子内親王)
まとゐとは聞き慣れないが、円座のこと
旅の途中の足休めを兼ねてのモグモグタイム。
一同車座になって、酒を酌み交わし、干し飯をほうばる。
しかし、かの内親王は、十代の頃は賀茂斎王。以降は健康にも恵まれず、はたまた度々の災禍にも遭遇し、あまり幸せでもなかった。
洛外に旅行に出たこともなかっただろうから、この詩歌はまったくの虚構(別府辺りで客死した、、、なんてなのは貴種流離譚伝説)
春なんだけど、物憂きて知らずに流れるひと雫💧
素直な歌詠で「春の涙」なる秀句以外は三句切れ倒置法だけの技法。
以下、一乗山根来寺の満開の桜(最寄り駅の開花情報では五分咲きとなっていた)
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