主上直属という訳でもないが、悪魔祓いの腕前を見込まれて、臣籍降下した帝の弟君の懐妊中の妻に取り憑いた物怪(悪霊)のエクソシズムを行うが、、、FORCEの力及ばす云々斯く斯く(^^)
子供は無事に産まれはしましたが、妻は死去
なんとも恐ろしい生霊が取り憑いたものです。
もとはと言えば、日夜妻を顧みずガールハントに精だす弟君が遠因だし、悪友や取り巻きからは「オンナは中流に限る」ってアドバイスを受けていたのに、、、
最高の家柄にして身分(前東宮の未亡人)
高い知性に深い教養
多分ですが、容姿端麗だと思います
余りな出来過ぎは及ばざるが如しであり、弟君もとうとう持て余し足が遠のく、、、が、こんな完全無欠なアタシに靡かないオトコって、と抑えきれない妬心(おもてに出せば気も晴れるが、高貴ですからはしたない真似は矜持が許さない)
嫉妬の念は弟君に向かうのが筋なんだが、どうした事か彼の妻やガールフレンドに片っ端から取り憑く。
王朝エクソシスト映画的に書けばこの通りなんですが、源氏物語前半の山場のひとつ。
能楽「葵上」の素材にもなりました。
最後は、仏力により生霊は成仏得脱するって毎度の御約束通りで終わります。
実際は(現作では)悔い改める事なく、ヒカルくんの奥様方に次々と取り憑き、度々の不幸を撒き散らすとんでもないダークヒロインな存在。
謡曲のスタイルとして稀にあるんですが、タイトルネームなんだけど本人が登場しないって(^^)
本人は暗喩としてのみ登場します、、、病床に臥せる葵上に擬した出小袖。
祓魔師の照日巫女が葵上の物怪を打ち据えるように、、、
そして、思い出すのが、これ!
レベッカという名前の妻を亡くした大富豪を射止めたまでは良かったが、妻の死にはなんかいわく因縁が有りげ。大邸宅には妻の侍女だったおばさんが君臨し、レベッカ自身は回想も含めてまったく登場しないのだが、あたかも今そこにいるかのようにあちこちにレベッカのイメージ
後妻さんは段々に神経を病んでいき、、、
オスカーに相応しい名作でした。
なんだか関係のない話題三題で駄文一本。
関係がないんだが、それなりに起承転結はつけたつもり(^^)
そうそう、翻案されたテレビ版があったのよ
それには、レベッカが登場するって、脚本家や演出家の知性を疑うわ。
ホラーのなんたるかが全く分かっていない。
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