2023年10月23日月曜日

勲績卓絶と功績顕著

 



どちらも余人に代えがたいような文化的に立派な事をなさったと国家が認めたという事。

しかしながら、四文字熟語の語義や栄典の程度に於いても貫目は天地ほど違います。


前者は「文化勲章」で、後者は「文化功労者」

文化勲章は陛下から勲章が親授されますが、後者は文科省の副大臣レベルが顕彰状を授与する程度。後者にはカネメが伴いますが、、、花より団子ならば、まあそういう事ですが、理論計算上の厚生年金と老齢年金の合計最高額に及ばないようですから、、、文化的貢献に対してはケチな話というかその程度なの


さすがに御名御璽が伴う文化勲章ではええ加減な人選はやっていないようですが、文化功労者の指定に関してはなにかと疑惑があるようです。

流石に、Jのような性犯罪者を指定するほど馬鹿ではない。

文化勲章受章とセットでリリースするようなものとは思わないが、慣行として「文化功労者の中から文化勲章受章者が選ばれる」からだろう。


しかしながら誠に感心しないが、内閣府のウェブサイトでは「功績顕著」だと文化勲章が貰えるって明記してまして、、、文化勲章令くらいチャンと読んでおきなさいよ(^^)


文化面での顕彰のやり方は様々あり、文化勲章が最高位である事には間違いはないが、それ以外はごちゃごちゃでようわからん。


紫綬褒章(御璽でなく国璽が押印されます)

国民栄誉賞

総理大臣顕彰、、、、他にもまだあるんだろうなあ



今回の文化勲章の受章者に塩野七生さんが❣️

デビュー作以来の愛読者ですので、実に嬉しい。


受章理由は「史料実証主義の超越」なるまことに適語表現。女史の作品の多くは、歴史書に化体した小説ながら読者からは歴史書だと思われている。

史学者にとっては許しがたく、、、かかるが故に誹謗中傷や罵詈雑言を浴びせるのですが、早い話が面白くて刺激的な論文なりが書けないことのやっかみ。

悔しければ、売れる歴史書を上梓してみればいいが、史料実証主義に拘泥しているうちはまず無理(^^)



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