リアル書店でも公設貸本屋でもいいが、開架式の書棚を眺めながら思う事
パトリシアハイスミス。
テキサス出身でハーバード卒の才媛(若い頃は美形だった)
職業は小説家。彼女は犯罪小説家と言われる事を凄く嫌ったらしい、、、実によくわかります。
公設貸本屋はかような区分をしないが、大手のリアル書店の書棚は「文学とミステリー」とかの区分
その分類基準ってなによ?
探偵小説と称した時代は単純だった。単純に、謎解きや犯人探しとかトリックの解明。
その犯罪の背景や犯人の心の闇や葛藤には無関心。
関心を持ったのは普通の文学者。
真っ当な文学には道徳や法律を犯す人間に肉薄する事で作品で思想性を高めてきた。
むしろその事を回避なり無関心な「純文学なるもの」、、、、その最たるものは倭國固有の私小説は疲弊脆弱したように思えます。
だから、文学の棚にもサスペンスやミステリーテイストの作品が並びます
見知らぬ乗客
太陽がいっぱい
パリのアメリカ人
キャロル、、、、、、、とかは、全てパトリシアの作品が原作の映画
映画の評価は高いが、オリジナルに目が向かないって作家からしてかなりな不幸です。
彼女はいいます。
小説を書くのは生きられない人生の代わり
許されない人生の代わり
実に、、、とまでは言わないが、少しわかるようは気がしました。
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