やたらと画数が多いだけが難解でもない。
漢字ではなく国字と思ったが、諸橋大漢和に収録されているし、音読みもあります。
縁起木らしく「代々良いものを継承してゆく」という意味があるそうだが、今は人名漢字には使えないのでしょう、むしろ「譲」が一般的。
見た目の字面のよさから「弓弦」も使われるが、これは杠葉の主脈が弓の弦に似ている事に由来するし、人名に使える漢字が並びます。
困ったことに
ゆずる(は)
ゆづる(は)、、、のいずれのフリをつければいいのか悩ましい。
しかし、ゆずる、、、ならば弓に弦はおかしいだろう。弓弦ならば「ゆづる」だ。
やっぱり「代々の良いものを次に伝えた」ならば、それらしい漢字をあてないと、、、
倭國は「言霊」のくに。
言の葉をええ加減に使えば、不幸は訪れる。
下世話な話に参戦すると品位がさがるが、、、ホンマに結婚、つまり「入籍」したんですかねえ?入籍したならば、ふつうは「妻」と呼びます。
アタシは、我が家の「ケメコさまとかみーちゃん」とは呼びますが、少なくとも第三者的な「お相手」なんて、冷ややかな言い方は絶対にしない。
.....
気づいた人はあれ?って思う。
旧仮名遣いでは「ゆずる」はない。万葉集の用例は全て「ゆづるは」である。
が、しかし、、、、歴史的仮名遣いなるもので国家統制を受けるまでは定家仮名遣いが本流であった。その定家仮名遣いも、万葉の時代の用例に準拠したわけではなく、、、まあ定家の独断と趣味で決めつけたものだが、そこはそれ、定家の権威であり、かれは古典の写本に際しては原文の仮名遣いを定家仮名遣いに改めている。
だから、、、
かほる
かをる....どっちが正しいっていわれても(^^)
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