浅学菲才はいまさらながら、、、全滅とは慚愧にたえない。
がしかし、、、、(^^)
福澤(尊称略)一世のベストセラー「学問のすゝめ」初編の冒頭の一節はあまりに有名ですが、、、
明治五年に初編が発表され、明治九年まで合計17篇に及ぶパンフレットがこの学問のすゝめ(合本されたのは明治13年)
なんと300万部も売れた(当時の倭国の人口は三千万人程度)
こう書けば凄いとは思うが、これは「累計刊行部数」であり、ある種の誤解を生む(アタシも連作小冊子とは知らなかった)
それに、冊子の書き出しなんだから「続きはあるのは当たり前」だし、どの部分を「続き」というかまさに恣意性そのもの。
たしかにこの文節は冊子の何処かの中にありますが、探すのにかなり苦労した。それに上の句と下の句の平仄があわない。
舶来の天賦人権論で鬼面ヒトを驚かせ、下の句は古来より言い古された勧学論。
似たり寄ったりだが、身分の違いが学の志しを妨げてよいとは誰も言わない。
地方ブルジョワジーは概して篤志家であった。
貧農の倅でも頭がよくて見所があればふんだんに奨学資金を与えたし、財産のない民権運動家を援助して国会に送り込んだのも彼らだ。第一衆議院選挙の当選者をみればよく分かります(着の身着のまま国事に奔走してきた連中だから普通ならば被選挙資格があろう筈がない)
参考に、北宋真宗皇帝の勧学文。
普通に白文でも文意は分かると思います。
富家不用買良田
書中自有千鐘粟
安居不用架高堂
書中自有黄金屋
...
娶妻莫恨無良媒
書中有女顔如玉
男児欲遂平生志
六経勤向窓前読
0 件のコメント:
コメントを投稿