ピーチは甘いが、レモンは酸っぱい
転じてレモンは劣悪品、ピーチは良質品の比喩に使われるアメリカンのスラングらしい
原理と言うからにはある種の理論である。
劣悪品しか出回らなくなる市場のことを「レモン原理支配」の市場という。
従って逆ならばピーチ原理支配と言うはずだが、経済学の世界ではそう言う説はなさげである。
つまり、良質品だけの市場なんかこの世に存在しない....という理解になる。
個人的な感性で言えば、イソップ寓話にちなんで「グレープの原理」と命名すれば良かったとも思えますが、あたしならば、柿(パーシモン)原理と言いたい。見た目、甘いか渋いかわからないし、工夫次第で渋が甘に変わる(^^)
市場とは本来はそういうものだ....
パーシモン原理なマーケット...
問題の根源には情報の非対称性にあるとされる。
テキ屋よろしく悪貨を良貨と喧伝する輩が横行しているのだ。
売り手はレモンかピーチかを予め知っているが、
買い手は仲買人のセールストークを信じるしかない。
その意味で健全な市場形成の責務を担う商人の責任は大きいはずだが、伝統的に賤商と卑しまれてきた。
賤しい商人という意味ではなく「商人即ち賤」という
侮蔑である。
儒教的な商業機能への無理解に起因すると考えられてきたが、むしろ情報の非対称性を悪用してきた態度が忌避されたのだろう。
どの産業にも悪人はいるが、第三次産業の悪人ほど
タチの悪いものはない。
産業としての歴史が浅く未成熟云々は理由にならない。
芸能誌用語でいうところの青年実業家
つまるところ、服飾・飲食業かIT関連だが、一皮むけば似非ブランド品、風俗とかエロ又は出会い系サイトの運営。
事業をやるには元手がいるが、出所は大抵は闇。
その筋からの資金援助ならまだしも、特殊詐欺なんかで荒稼ぎをし、そこそこ稼げばその不法システム自体を売り飛ばし、正業に転じる...
利口と言えばその通りだが、何処モラルとしての大事なものを持ち合わせない輩が横行する世界....
久しぶりに穢土浮世で酒を酌み交わした旧知の「元地方公務員」は愚痴るのです。
しかし「法律は最低限の道徳」だけを行動指針にしてきた元商社マンに恨みがましく言われても困るわ。
締め付けすぎてマフィア化させたのは一体どこの誰なんだよ。
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