人口予測は何よりも未来予測性が高いとされる。
予測が外れたら、その外乱要因(大規模自然災害やパンデミック、戦争とか)もわかりやすいとされる。
単純には「出生率と死亡率、国外移住と移民流入」できまる。
そしてモデル化すれば「多産多死→多産少死→少産少死」のトレンドとなるが、地域別にはそのポジションニングはさまざま。
その地域の立ち位置は大胆に言えば「教育レベル」が支配する(更に敢えて言えば多産の文化の有無)
ヒトザルの大半が無学文盲であった時代は既に終わり、学ぶ事で得られた知識が公衆衛生や医療のレベルをあげる。学びの価値は子孫に継承され、世間(世界であり都会へ、一次産業から二次や三次へ)に飛び出す。自己実現なりの欲求は子育てよりも自分の才能を活かす事
かくて、乳児死亡率がさがればスペアを産む必要もなく「女性の社会進出は少子化を必然」となる。
無論寿命も伸びるが、少子化であるが故に、地上からこぼれ落ちんばかりに人口爆発がおきるわけでもなさそうだが、、、、
ともあれ、人口増は国力の隆盛を表す。
英国の産業革命、アメリカンの覇権、ソ連の隆盛は須く人口ボーナスだ。
倭國の高度成長もまたしかり。
少産少死で人口が増えずに年齢の中央値が暫高してゆけば、策は「移民受け入れ」しかない。
移民を大量に受け入れて円滑なソフトランディングが出来た国があるのかなあ?
いつの間にかネイティブが少数派になり、風土文化が似ても似つかぬものになるかも知れない危惧や恐怖を杞憂だと笑うわけにはいかない。
年齢の中央値が下がる事は活力かも知れないが、暴力に訴えたくなる危険もある。幸か不幸か、今どきヘルメットを被った暴動的な示威行動なんか起きるはずがない、、、が、相対的に若年なゲストアルバイターは分からない。
かといって、兵士の成り手が無いから戦争や侵略はサハラ以南だけの事、、、かどうか?
テクノロジーは生身の兵士でなく廉価なドローンやクローンが大量に前線に立つことを夢想しているのかも知れない。
地球規模がどうなるかなんてアタシには分からない。
倭國だけならば、、、、それでもわからん(^^)
が、移民受け入れは断固しないと言いながら、在留資格のあるゲストアルバイターは増える一方。
低廉な3K労働だけやってくれればいいから用済みになったらさっさと帰ってください、、、なんて通用する訳がない。
鵺みたいな尾籠策は早晩破綻しますよ。
やはり歴史に学ぼう。
古代に於いて、百済の遺民を大量に受け入れたことがある。どの程度「大量」なのかはよくわからないが、新撰姓氏録(嵯峨帝が編纂された古代氏族名鑑)によれば渡来系の家系が三、四割だそうな。大きなトラブルがあったとは聞いていないから、そういうのを参考にすることだ。
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