2024年3月25日月曜日

学び直し(3)

 




倭国の時代区分は多少特異で、中世の次に「近世」が来ます。
区切りは「織豊体制以降江戸幕府の終焉」まで。
従って、中世とは「院政期から戦国時代末期まで」となります。

お名前を失念したが、歴史学の泰斗曰く「國史(日本史)は中世以降(正確には室町期以降)を学べば充分」だと
つまり、それ以前は倭国史ではなくて「異国」史なんですよ(^^)


確かに、我々にとって手触り感のある「文化」とは中世以降だ。和の衣食住の原型はその頃に出来上がった。直衣や十二単には歯が立たないが、袴や小袖の着こなしはなんとかなる。

和風建築はそう言うもんだし、和食も然り。


だいたいが違和感なくさらりと読み流せるのですが、、、新古今和歌集時代の代表的な歌人は「西行、鴨長明、定家」とは、、、教科書検定官の眼は節穴かね?

鴨長明は方丈記の作者として名高いが、歌人でもあり必読とも言うべき歌論書もある。後鳥羽帝の和歌所の寄人でもあるが、この時代を代表する歌人の一人だとは誰一人言うはずがない

新古今和歌集に収録された和歌は十首にすぎない。

彼の代表作なんて、、、知る訳がない(^^)

新古今和歌集の歌数は二千首。歌人の数にして約四百人。単純平均値の倍ではあるが、その程度で「時代を代表する歌人」とはおこがましい。


この時代を代表できるのは


後鳥羽帝

良経

定家

俊成

家隆

式子内親王

俊成女

慈圓、、、、、たちどころにこれくらいは(^^)


もうひとつのアレレ(^^)

中世随筆文学の双璧は「徒然草に方丈記」て、今だに鉄板コンビ、、、ではないみたい。

後者は登場しない(が歌人として作者は名をとどめる)

一方で、吉田兼好の名前は索引にはない!

卜部兼好が正確という事に定まったようです。

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