知識は「劣化」する。記憶力の問題もあるが、学問研究の水準の進化についていけていない。
なもんで、、、最新の高校日本史の「読み直し」を始めたら.....
2017年刊行の「新版」なんですが、人類の黎明から奈良朝手前読んだところで、、、、
こりゃダメだわ(^^)
既に古くさい捨てられそうな学説が堂々と掲載されている。刊行後の定説はさておきその当時でも既に定説に疑問符にはなっていたはずだが、、、
人類の起源(猿人)の発祥の地はアフリカ、、、まではいい。一昔前の知見ではエチオピアのルーシーちゃん(愛称)に始まる。
しかし、21世紀初めにはチャドで更に数十万年遡る「サヘラントロプス」が発見されていた。
にも関わらず無視はないだろう
邪馬臺国ではなくて「邪馬壹国」が正しいとか「漢倭奴国王金印」には偽印の疑いがあるなんて事は、、、そこまでは要求しないが、天皇陵の比定の疑念には触れてはいるが、聖徳太子架空説には至らない。
このあたりは中途半端だが、乙巳の変と大化の改新をいっしょくたにはしないんだ!
法隆寺の柱廊エンタシス説は、全くの誤解(まだ教科書に記載されているとはなあ)
そもそもは伊東忠太博士の学位論文だが、長らくシルクロードロマンの香り豊かにクラシックグリースの建築様式が取り入れられたって、、、
伊東先生は文化勲章の栄にも輝く碩学だし、まあ若気の至りて、ロクに論証もせずに書いてしまったみたいだ。本人は偉くなってからシルクロードを探索して自説の根拠なしに気が付かれたと聞いています。
.....
とりあえず乙巳の変(大化の改新)の手前まで来たが、かなり読む気を無くしてきたわ。
必要な事は、アタシの「学び直し」ではなくて、教科書の「書き直し」だろうって(^^)
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