2024年3月17日日曜日

あれこれなネーミング(勅撰集)

 


勅撰和歌集の名前を全てを誦じている、、、なんて、ハッキリ言えば無駄な雑学(知識とは言わない)
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天邪鬼的衒学をひけらかせば、、、本当は「22」あるはすだ。

長慶天皇(南朝)の勅による「新葉和歌集」を何故加えない?

勅による、、、と言っても「勅撰に準じる」ということだし、南朝メンバーのさしたることのない愚首ばかりだから無視したかったのだろう(^^)

ならば、17番から19番までの北朝天皇(今の皇統譜の立場ならば偽帝)の勅による「勅撰和歌集」なんて「偽和歌集」なんだから、十八代集というのが妥当なところ(残念ながら異端の妄説だと、、、)

それに南朝の君臣の作品を尽く排除しているそうだ。

なんとも偏狭な、、、普通は必要により「読み人知らず」の扱いで収録するのが作法なんですがねえ


しかし、なんとも紛らわしいネーミングなことよ。

後とか新とか続をカシラにつけてみたり、拾遺って、要は落穂拾いだろう。
さすがに「新・続・後」の冠スリーカードを落穂拾いにつけるまでには、、、さすがにそこまでは(^^)



という事で口直し(^^).........玉葉和歌集

鎌倉時代末期、伏見上皇の命により編纂。規模は最大だし内容も悪くないらしい(あくまで伝聞)
筑摩書房の日本詩人選に選ばれる歌人(女性)は

小野小町
和泉式部
式子内親王
建礼門院右京大夫
あとは、、、永福門院(伏見帝の奥様)

まくらに書いたようにそんなに凄い和歌集かどうかはよく知りません。
新古今の後は王朝和歌の不毛地帯ですから、ろくに鑑賞されることも無い、、、はまあ言い過ぎだが、スターがいないし、いないからドラマもなく、、仕方がないですね。

この数少ないスターである永福門院の和歌は玉葉集春上部に収録
春上ですから、これから春爛漫になるんですよって頃
どってことない上の句ですが、下に入り、、、「世はうすぐもり」なる秀句。
キリリと締まり輝きを増し、アクセントにさらさらと春雨

実に素晴らしい.....今日は寒村陋屋界隈は暁がたより雨だった。

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