三寒四温やら、花冷えやら、、、まだ寒のぶり返しはあろうが、春本番到来だ。
白木蓮が咲けばまずそう思うし、、、
志貴皇子(シキノミコ)
天智天皇の子弟。兄弟には、持統帝、弘文帝、、、
壬申の乱の敗北により政権は天武帝、その皇后の持統帝と、天武系が牛耳ることとなるが、まだ幼く政治と距離を置き詩文の世界に逃避する事で身の安全を守り、最後の最後に子である白壁王(光仁天皇)に皇位は転がり込み今に至る。
万葉歌人として優秀と言われるが、残された作品が少なすぎる。
今の天皇家の遠祖だからだろうか、教科書収録和歌の定番、爽快平明で春のよろこびの気分満載。
いわばしるは「垂水」の枕詞とされれが、単に岩間に流れ落ちる水の流れの情景描写と思う方がいいのかも。
原文の万葉仮名では「石激」
なんと読むのが正解なのか?
一般には「いわばしる」だが「いわそそぐ」と通釈することもあり「いわたぎる」でも間違いとも言えないし「よろこびの爆発」表現ならば、アタシはいわそそぐよりもいわたぎるを買う。
まあ、、、中庸狙いって無難な解釈が定説になったとも、賀茂真淵以降「いわばしる」が定番になったとされるから権威にひれ伏したのかも、でも頑固に自説に固執し、、、と言う万葉学者もおられます。
万葉集春の雑歌の巻頭歌
細かい字句に小うるさい塚本邦雄氏は「いわばしる」派のようだ。
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