2018年12月13日木曜日

日本女性文学全集



新聞広告によれば

一葉から江國香織まで
近代日本120年の女性表現の全体像を
92名の作家....

この手の企画は、誰を入れたよりも、
何故この人を外したのか?に興味がある。
しかし、近代日本で選ぶべき女性作家が120人も
おられるのかねえ?...失礼ながら

少なくともオンナがヒトザルらしく生きる事すら
困難だった時代ですから、況んやモノ書きで自立なんて...
だからといって、家名に圧殺されたような山川登美子を
外すなんて暴挙だろう。
戦前は、白珠の君以外は、一葉さまと晶子だけ。
あとは作品よりもヒトザルらしく生きようと苦闘した
人生をえらんだような偏向的編成と言わざるを得ない。
彼女たちの人生の闘いには頭を下げますが、
作家としては歯牙にもかけない(文脈上お名前は略)


戦後はそれなりにラインナップは揃いますが、
百年後にだれが残るかな?
いや、プロパテントが生きている作家の
収録は難しいのよ。
えらびたくとも...

高村薫
須賀敦子

なんかは無理かも...
塩野女史は拒否しそうだな



版元は、六花出版
業歴十年足らずの神田の新参者です。
しかし、六花をリッカとよますのは...気取ってます(^^)
六韜とか六義園とか例はありますが、

六花亭
天保六花選

ロクが常用です。
マニアックな専門書が主体
この出版不況の下で大丈夫なのかなあ?

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