2018年12月4日火曜日
遠藤憲一的ハードボイルド
ハードボイルドな私立探偵なんてそんじょそこらにゴキブリみたいにいる。
まだ小説だと、沢寮氏の沢崎さんはそれっぽい。
しかし映像となれば、どれをとっても噴飯もの。
期待値は限りなくゼロに近く、予備知識も同じようなもの
ただ主演の酒呑みで強面でそのくせ小心というか気の弱さが
垣間見えるキャラクターが好きなもんで、足を運んだ。
これは拾い物です。
入りは良くないだろうが、良いものを見抜けないのがマジョリティの常
遠藤憲一にとっては映画初主演かもしれない。
なうての最強(あるいは最恐・最凶)のヤクザが
足を洗う事となり
訳ありで小学生の面倒を見ながら二人で私立探偵業を始めた。
かつての舎弟に紹介されたという依頼人を訪ねたところ
そこには依頼人の射殺死体
すぐれてハードボイルド的な幕開け
ギャラの安い役者ばかりを集めてます。
多少値がはるのは、竹中直人に高畑敦子。
これに、リリーフランキーがからむと実に面白くなったのだが..
しかしながら、探偵業適正化法の規制を受けますから、
大手を振って看板は出せない。
看板をだすには、公安委員会への届け出が必要だし、
様々な欠格事由に該当もするだろうから
この辺りは舞台設定に無理がある。
原作者は、毎回こんな所がええ加減です。
過去には「藁の楯」で、刑法19条の没収について無知をさらけ出していた。
鬼畜のような殺人犯を護送する二人の警官
孫を惨殺された大富豪は、鬼畜に10億円だかの懸賞金を
かけた事を大公開。
欲目に眩んだ玄人素人はては警察官までが襲いかかり
職務とは言え鬼畜を守ろうとする警官
犯罪報酬物件は没収されるって常識なんだから
事が成就しても手にすることはできないの。
刑法の上では、任意没収ですから、裁判所の判断です
しかし、没収しないって判断はあり得ない。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿