2018年12月21日金曜日

マズローの「六段階」欲求説



アメリカンの大学の心理学の講座では当たり前のように
教えるらしいが、アタシは教えられた記憶がない。
企業内部教育で初めて聴いたのですが...

それがどうした?!(^.^)

自己啓発の勧めみたいな功利主義的な匂いが気に入らないとかではなく、
大河小説や教養小説のモチーフで読み飽きたっけ気分。
ブッテンブローグ家の人々(トーマスマン)が
その際たるもの。

お爺さんは、額に汗して財をなし
お父さんは、議員職や業界活動に精を出す。
そして当代は...美術館の館長とか歌劇場の理事を目指す。


ヒトザルの自己発展理論は様々な学者が提唱しましたが、
マズローの五段階欲求説が一番ポピュラー。
彼は晩年、さらに六段階欲求の思索を深めたらしいって
Wikiには、最近加筆されたのか多少の論究があります。
自己超越の欲求というらしい。


しかしなあ...

単に西洋のヒトザルの欲望は際限がないというに
過ぎないし、進化論の悪しき影響もある。

我唯足知

とか

解脱

こそが最善であり(だれも到達出来そうもないが)って
東洋的な悟りの境地を観念的とは言え知る者にとっては
西洋人はまだまだ修行が足りない(^.^)


マズローに拠れば、人口比で2パーセント程度がこの域に達しているそうだ。
まさか??
因みに、倭国の僧侶の数は37万人
つまり、悟りをひらいたレベルの坊主が七千人...もいるわけが無い(^.^)
早晩に、七段階や八段階説が提唱されるに違いない。

二千年以上も前から当たり前のように我々が思っていることを
斬新そうに言挙げするものではない。
究極の段階の姿は「欲求それ自体からの解放」でしょう。

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