2018年12月30日日曜日

湿地



風土が文化の基層を作るとはいえ、
かくも陰鬱なミステリーが世界的にもてはやされるとは...
アイスランドは行った事がない。
行きたいとか住みたいって漠とした願いはある。
しかし、一週間も経たずに滅入りそう。

アイスランドの映画事情には詳しくない。
人口比で世界一映画をよく観るらしい。
ロケ地としての人気は圧倒的
映画人もいるらしいのですが、初めてのアイスランド映画の鑑賞
アマゾンプライムのおかげです

インドリダソン原作のエーレンデュル警部シリーズ第1作

湿地

複雑なプロット
遺伝性膿腫が引き起こす悲劇の連鎖と書けば因果話
二度観てなんとかストーリーがわかったが、細部はあやしい。
原作を読もう。

若い頃からの麻薬、レイプ何でもありの極悪トリオの一人が殺された。
彼の遺品から幼女の墓標写真が見つかる。
残り二人、一人は獄中にいたが脱獄
あと一人は行方不明
背後に悪徳警官が見え隠れする。
三十年前になにかあった?
若い夫婦の一人娘が脳腫瘍で亡くなる。
夫の母親の秘密
真相を追い求める警部は放縦な娘が悩みのタネ

映画版ではこれがどうパズルのピースに収まるのが皆目判然としないが、
原作は素直です。
そしてありげな上下二巻なんて冗長でもない
原作を読んでから映画をみなさいということみたい。

エンドロールはアイスランド語です。
初めて見たかも。
ラテン文字ですから助かりますが、アクセント記号や、
リガチャ、ウムラウト音なんかがあって、微かにユーモラス
アイスランドは人口三十万人ですから、
話者もその程度しかいない。
絶滅危惧言語ではなかろうが....


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