罌粟の仲間である。
形容詞的に「雛」がつけば、ヒナゲシ
途端に舌足らずで貧語症な...そのくせ鼻っ柱だけは強いイヤなオンナを
思い出す。
罌粟のイメージは良くない。
阿片、麻薬とくれば....
しかし、雛罌粟はコクリコである。
知らなかったが仏蘭西語だって
あの鉄幹と晶子の相聞歌
晶子のこの歌ばかりが有名ですが、
ああ皐月 仏蘭西の野は火の色す
君も雛罌粟 われも雛罌粟
鉄幹の前座歌があってこそ....
罌粟咲きぬ
思ふは低き屋根裏の
夕焼けに寝て 吸ひし唇
巴里滞在中の鉄幹を訪ねた晶子との半年ぶりの再会
なんとも淫靡な雰囲気が漂います。
麻薬のような陶酔感かしら
本当にこの夫婦はエロだ。
いまならFC2に秘め事画像を投稿するようなものですよ
かの札幌医大出身のエロ作家が、評伝のタイトルに
この晶子の絶唱を使ったのはけだし卓越したセンスである。
これは、角川の野性時代で読んだはずだがすっかり忘れました(^^)
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