2018年12月16日日曜日

ローマ式非婚少子化対策



頃はカエサルの死後、アウグストゥスの統治下

文明の成熟は、非婚少子化を生む。
結婚や子供の成長よりも楽しい人生の過ごし方の選択肢が
増えたのです。
倭国も成熟社会ですが、一方で貧困で結婚や子育てを諦めた下流層も
増加して傾向はより顕著だと言うことなのでしょう。

寛容なクラシックローマですから、異民族すら同化して
市民権すらあたえていくのですが、基幹となるローマ人の
指導者層の弱体化は看過できない。
斯様な背景から...効果のほどはなんとも言えないが、
アウグストゥスの画期的な対策法が元老院の反対を押し切り施行された。


まず、婚外恋愛処罰法が制定されました。
姦通は公的な罪となります。
だから、その幇助や不作為も処罰されます。
但し娼婦との自由恋愛はやって宜しいと辛うじて
抜け穴があります。
ヒトザル最古の職業を全面禁止なんかに出来ないってこと
なんですよ。
しかし、娼婦との恋愛も怖いですなあ。

アタシって昨日18歳になったからぁ
嘘つかれると援助交際処罰だもんねぇ

多分ですが、営業許可証なんか携帯してたんでしょう
かの昼顔夫人はモグリですから、関係をもてばタダじゃすみません。


次に正式結婚奨励法の制定
キモは正式でない結婚の禁止令ではないのです。
法の定める不正式な結婚を行なえば「不利益」を
甘受しなければならないのです。
不正式な結婚とは独身と同意義とされます。

一体不正式な結婚とはなんなんでしょう?
例えば...
老男性と若い女性の組み合わせ
老女と若い牡との組み合わせ
賤業に従事する者との結婚

少子化対策と堅牢な指導者層の維持が目的ですから
至極もっともな事です。
しかし、トロフィーワイフがいなくなる(^^)

独身である事の具体的な不利益は、

相続権と非相続権の剥奪または制限
公職就任の劣位化
女性に対する特別課税


今の日本国憲法では全て無理な相談です。
だから、何もしないってことでもないでしょう。
少なくとも、やればフィーがあるってことよりも、
やる事は義務だからやるのが当たり前。
やらないとパニッシュメントというのは優れてわかりやすい。

ヒト不足とやらは、短期的には似非移民の導入で労働力を確保してもいいが、
移民政策をとらない以上、

省力化
他産化

は避けて通れない...が、安易な入管法改定は、
ヒトザルを思考停止に追い込む。

アタシ的には、入管法改定には
賛成しかねるって立場ですから、サイレントマイノリティらしく
気楽に立法批判が出来るのです。
先々、第二の徴用工裁判が起きても知らないよ
ザイニチであんだけ苦労してるのに...

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